5290 円!! 一過性甲状腺機能低下症や中等度以上の甲状腺低下症の治療に効力を発揮する甲状腺機能異常症の治療薬。
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Thyro3 (Liothyronine Sodium) - 25mcg (30 Tablets)
■ 30錠
5290 円
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有効成分
リオチロニンナトリウム(Lioyhronine sodium)
製造国
インド
製造元
Alpha Pharmaceuticals Ltd.
使用量
下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。
通常、成人の初回量は1日5-25mcgとし、1-2週間間隔で少しずつ増量します。
維持量は1日25-75mcgとします。
年齢、症状により適宜増減します。
商品詳細
チロ・スリー25mcgは、主に粘液水腫、クレチン症、甲状腺機能低下症(原発性および下垂体性)、慢性甲状腺炎、甲状腺腫の治療に使用する薬です。
甲状腺は首の前方、喉仏のすぐ下にある臓器で、体の新陳代謝を盛んにするホルモンを産生します。このホルモンは甲状腺ホルモンと呼ばれ、主に海藻などに含まれるヨード(ヨウ素)を材料として合成されており、脳の活性化、体温の調節、心臓や胃腸の活性化、新陳代謝の促進などにかかわっています。何らかの原因でこの甲状腺ホルモンの分泌が低下し、活動性が低下した状態が甲状腺機能低下症です。
甲状腺機能低下症になると全身の代謝の低下に伴い、体のさまざまな機能も低下していきます。例えば精神機能が低下した場合には眠気、記憶力や計算力の低下、抑うつ、無気力などが生じるほか、消化管運動の低下による便秘、心機能の低下による脈の遅れがみられます。さらに皮膚の乾燥、脱毛、むくみ、声のかすれ、体重増加、疲労感、寒気などが起こることもありますが、いずれも症状も診断の決め手とならないため、診断が確定するまで長期間見過ごされることが多いようです。
甲状腺機能低下症の原因には、産後やヨードの過剰摂取などにより発症し、治療が不要な一過性のものから、異所性甲状腺機能低下症などの先天的なもの、慢性甲状腺炎により起こる原発性甲状腺機能低下症、また甲状腺を刺激する甲状腺刺激ホルモンが充分に下垂体から分泌されないことで起こる中枢性甲状腺機能低下症、さらに甲状腺の病気の治療による永続性のものまで多種にわたります。このうち主に原発性甲状腺機能低下症および中枢性甲状腺機能低下症に対し、不足した甲状腺ホルモンを補充することで症状を改善する薬がチロ・スリー25mcgです。
甲状腺から分泌されるホルモンには、1分子に3つのヨードを持つトリヨードサイロニン(T3)と、4つのヨードを持つサイロキシン(T4)の2種類があります。このうちT3は80%が末梢組織で脱ヨード化によるT4からT3への変換で合成され、分子量が小さいために細胞透過性が強く、T4の4-5倍の生物活性があります。肝臓・腎臓・筋肉といった主要臓器に働きかけ、熱産生を高めたり交感神経の感受性を維持するなどその代謝レベルを維持する主要なホルモンで、生活習慣(食事・睡眠・運動)を整えることで代謝機能が上がりやすくなります。またもう一方のT4は、TRH(甲状腺刺激ホルモン)に作用して甲状腺のみで産生されており、体全体の細胞の新陳代謝を高める働きを持っています。
チロ・スリー25mcgの有効成分であるリオチロニンナトリウムは、このうちT4の10倍以上の生理活性を持つとされるT3に属しています。血中半減期が約1日と短いために頻回に服用する必要があり、服用により血清T3濃度が一過性に上昇するため、主に一過性甲状腺機能低下症や中等度以上の甲状腺低下症の治療に使用されます。このほかにも粘液水腫の治療で急を要する場合や、甲状腺の検査で使用されることがあります。
なお甲状腺ホルモンは生体の基礎代謝を亢進して脂肪燃焼効果が期待できることから、適用外としてリオチロニンナトリウムを体重減少の目的で使用している人もいます。
副作用
チロ・スリー25mcgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。
●主な副作用
発疹、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、心悸亢進、脈拍増加、不整脈、ふるえ、不眠、頭痛、めまい、発汗、神経過敏、興奮、不安感、躁うつなどの神経症状、食欲不振、嘔吐、下痢、筋肉痛、月経障害、体重減少、脱力感、皮膚の潮紅
●極稀に起こる重篤な副作用
ショック、狭心症、うっ血性心不全、肝機能障害、黄だん、副腎クリーゼ
特別な注意
以下の場合、チロ・スリー25mcgを絶対に服用しないでください。
・新鮮な心筋梗塞のある人: 基礎代謝の亢進により心負荷が増大し、病態が悪化することがあります。
【慎重服用】
・狭心症、陳旧性心筋梗塞、動脈硬化症、高血圧症などの重篤な心・血管系の障害のある人: 基礎代謝の亢進による心負荷により、病態が悪化するおそれがあるので、服用する必要がある場合には少量から開始し、通常より長時間かけて増量し、維持量は最少必要量とします。
・副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全のある人: 副腎クリーゼを誘発し、ショックなどを起こすことがあるので、副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)を充分にはかってから服用してください。
・糖尿病の人: 血糖管理状況が変わることがあるので、観察を充分に行ない、慎重に服用してください。
・高齢者
【重要な基本的注意】
・甲状腺機能低下症および粘液水腫の人は、少量から服用を開始し、観察を充分に行ない、漸次増量して維持量をすることが望ましいとされています。なおチロ・スリー25mcgはほかの甲状腺ホルモン製剤より効果の発現が早く持続が短いので、その点を考慮して服用してください。
【高齢者の服用】
・チロ・スリー25mcgを服用すると基礎代謝の亢進による心負荷により狭心症などをきたすおそれがあります。また一般に高齢者では生理機能が低下しているため、高齢者が服用する場合は少量から開始し、通常より長時間かけて増量し、維持量は最少必要量としてください。
【妊婦、産婦、授乳婦の服用】
・妊娠中の服用に関する安全性は確立していないため、妊婦または妊娠している可能性のある人は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。