【要薬監証明】ラシラクトン50(フロセミド/スピロノラクトン)20mg/50mg 10錠

310 円!! 2つの利尿成分を組み合わせ、単剤利尿薬では効果が不十分な慢性うっ血性心不全、肝硬変などに効果を発揮。

こちらの商品の個人輸入には、令和2年9月1日以降、薬監証明に代えて輸入確認証を取得していただくことになりました。詳細については、申請先の厚生局(厚生労働省の地方支分部局)へお問い合わせください。地方厚生(支)局所在地一覧

Lasilactone 50 (Frusemide/Spironolactone) - 20mg/50mg (10 Tablet)

■ 10錠

310 円


ご注文数量 単価
2 以上 280 円
6 以上 270 円
   

数 量 :   


 

有効成分

フロセミド/フルセミド(Furosemide/Frusemide)

スピロノラクトン(Spironolactone)

 

製造国

インド

 

製造元

Aventis Pharma LTD

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人は1日1-4錠を経口服用します。

服用により尿排出量が増えるため、夜の服用は推奨されていません。


商品詳細

ラシラクトン50は、短時間作用型の利尿成分および長時間作用型のアルドステロン拮抗成分を配合した薬で、通常用量の単剤利尿薬では効果が現われない場合の慢性うっ血性心不全、肝硬変など、主に二次性アルドステロン症によるむくみの治療に使用されます。

アルドステロンは、血液におけるナトリウムとカリウムのバランスを制御してナトリウムの排出を抑え、カリウムの排出を促進するステロイドホルモンで、腎臓の上のあたりにある副腎でつくられます。このアルドステロンが過剰に分泌されると、体内にナトリウムと水分を蓄えるために高血圧となり、また血液中のカリウムが減るために脱力感や筋力低下のほか、多飲多尿、知覚障害などが起こることがあります。このような疾患をアルドステロン症と呼びます。

アルドステロン症は、副腎の腫瘍(大半は良性)や過形成による過剰なアルドステロンの分泌が原因となる原発性アルドステロン症のほか、腎動脈狭窄および循環血量減少など非下垂体性の副腎外刺激に反応して生じる副腎でのアルドステロン産生増加による二次性アルドステロン症の2種類に分けられます。
二次性アルドステロン症の場合は腎血流低下により起こり、レニン-アンジオテンシン系を刺激するためにアルドステロンの過剰分泌が生じますが、腎血流量が低下する原因として腎動脈閉塞性疾患(アテローム、狭窄など)、腎血管収縮、浮腫性疾患(心不全、腹水を伴う肝硬変、ネフローゼ症候群など)が挙げられます。

原発性アルドステロン症の治療は、原因となる腫瘍を切除する方法が主に行なわれ、二次性アルドステロン症の場合は抗アルドステロン薬など、薬剤を使用した治療が一般的ですが、その中でも利尿を促進して抗アルドステロン作用を発揮する抗アルドステロン性利尿薬と呼ばれているのがスピロノラクトンです。
スピロノラクトンはアルドステロンに構造が類似しており、アルドステロン受容体と結合してアルドステロンの作用を阻害します。その結果、ナトリウムの再吸収が抑制されることでナトリウムの排泄が増加し、利尿効果が現われます(K+の排泄は減少)。

また通常、抗アルドステロン薬は単独でも使用しますが、ループ利尿薬と併用することもあります。 
ループ利尿薬は、尿細管のループ状に曲がっている部分(ヘンレ係蹄上行脚髄質部)に作用して水、ナトリウムの再吸収を阻害することで尿量を増して利尿作用を示し、余分な水分、ナトリウム、カリウムを排泄します。また利尿薬の中ではいちばん作用が強いと言われています。

この抗アルドステロン薬であるスピロノラクトンと、ループ利尿薬のフロセミドをひとつに配合した薬がラシラクトン50です。これら2つの成分の利尿作用により、ラシラクトン50は効率的に二次性アルドステロン症によるむくみを解消します。


副作用

ラシラクトン50を服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
インポテンス、疲労感、血液障害、発疹、内臓障害(下痢、便秘、吐き気、嘔吐、腹痛など)、高血糖値、低血圧、女性化乳房、月経異常、血中電解質値異常


特別な注意

以下の場合、ラシラクトン50を絶対に服用しないでください。
・血液量減少または脱水症の人
・腎機能障害の人
・クレアチニンクリアランスが体表面積1.73㎡につき30ml/分の人
・無尿症、フロセミドに反応しない無尿を伴う腎臓不全の人
・腎毒性または肝毒性薬物による腎臓不全の人、または肝性昏睡、高カリウム血症、重度の低カリウム血症、重度の低ナトリウム血症による腎臓不全の人
・アジソン病の人
・授乳中の人
・フロセミド、スピロノラクトン、サルファ剤、スルホンアミド誘導体またはラシラクトン50の成分に対して過敏症の既往歴のある人
・遺伝的なガラクトース不耐性の人、ラップラクターゼ欠損症の人、グルコース・ガラクトース吸収不全症の人

【慎重服用】
・低血圧の人
・明らかに血圧に問題のある人
・発症する可能性のある潜在性糖尿病人、またはインスリンを必要とする糖尿病の人
・痛風の人
・腎臓機能障害を併発している肝硬変の人
・ネフローゼ症候群など(フロセミド効果が減弱され、中毒性難聴を促進)の低たんぱく血症の人
・前立腺肥大または排尿障害など部分的な排尿閉塞のある人: 急性尿閉に進展するリスクが増加します。
・血清カリウムの高い人: 高カリウム血症を引き起こすおそれがあるため、トリアムテレン、アミロリド、カリウム補給剤、非ステロイド抗炎症薬と併用しないでください。
・電解質欠乏傾向の人: 治療中は、定期的な血清ナトリウム、カリウム、クレアチニン、ブドウ糖検査を受けることが推奨されています。特に電解質不均衡発展リスクの高い人または著しい体液喪失の場合は緊密なモニタリングが必要とされています。血液量減少または脱水症同様に、著しい電解質障害や酸塩基平衡異常は改善が必要で、その間はラシラクトン50の服用を一時的に中止することがあります。
・腎臓機能障害の人、クレアチニンクリアランスが体表面積1.73㎡につき60ml/分の人、カリウム値を上昇させる可能性のある薬とラシラクトン50を併用している人: 頻繁な血清カリウム値検査が必要です。
・造影剤腎症のリスクの高い人: 造影剤によるネフロパシー予防対策として、利尿のためにフロセミドを使用することは推奨されていません。

【重要な使用上の注意】
・ラシラクトン50はサリチル酸毒性を高めるおそれがあり、場合によりほかの薬の効果(抗糖尿病効果、昇圧アミン効果など)を減弱させ、また促進(サリチル酸塩、テオフィリン、クラーレタイプ筋弛緩薬など)することがあります。
・スピロノラクトンはジゴキシン値の上昇を引き起こすことがあり、また一部の電解質平衡異常(低カリウム血症、低マグネシウム血症)がほかの薬剤(ジギタリス製剤、QT間隔延長症候群を誘発する薬剤)の毒性を促進するおそれがあります。
・ラシラクトン50の効果が減弱した場合は、フェニトインの併用が必要になることがあります。
・スピロノラクトンおよびカルベノキソロンはいずれもほかの物質の活性を減弱させるおそれがありますが、多量の甘草もカルベノキソロンと同じような働きをします。多量のコルチコステロイド、カルベノキソロン、甘草、B2交感神経作用薬および下剤の長期使用、レボキセチン、アンフォテリシンは低カリウム血症発展のリスクを上昇させるおそれがあります。
・スピロノラクトンは声を変化させるおそれがあるため、特に声に関係する仕事(俳優、歌手、教師など)に従事している場合は、特に注意してください。
・ラシラクトン50による治療開始前に、低血圧または血液量減少改善措置を講じてください。