ガストロ・スーズ (ヒヨスチンブチルスコプラミン) 10mg 20錠

710 円!! 胃腸管の痙攣治療薬。平滑筋を弛緩させさせて痙攣や激痛を軽減させる作用を発揮します。

Gastro-Soothe (Hyoscine Butylbromide) - 10mg (20 Tablets)

■ 20錠

710 円


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有効成分

ヒヨスチンブチルスコプラミン/ヒヨスチン-N-ブチルブロマイド/臭化ブチルスコポラミン/ブスコパンなど(Hyoscine Butylbromide/Hyoscine-N-Butyl-Bromide)

 

製造国

ニュージーランド・オーストラリア市場向け

 

製造元

AFT Pharmaceuticals

使用量

6歳以上の子供-大人:1回2錠(20mg)を1日4回、水と一緒に服用します。


商品詳細

ガストロ・スーズ10mgは胃、腸、胆管などの胃腸管、及び生殖器、或いは尿管の痙攣に使用される鎮痙薬です。 
これらの部位に痙攣が引き起こされると、数分から数十分に渡って発作的な激痛がおこります。 
しかしながら、医学的に検査されても何ら異常が認められないため、『病気』とはされておらず、通常はストレスや緊張などといった精神的な要因によって発症するとされています。 
ただし中には胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胆管炎、急性膵炎、や潰瘍性大腸炎などの疾患によって引き起こされている場合もあるため注意が必要です。

ガストロ・スーズ10mgの有効成分であるヒヨスチンブチルスコプラミンは鎮痙作用を持ち、胃、腸、胆管、尿管、生殖器の平滑筋を弛緩させる作用があります。

平滑筋は不随意筋と呼ばれ、意志の支配を受けず、神経伝達物質に反応することによって収縮、弛緩する筋肉です。 
これらの平滑筋の収縮は、副交感神経や運動神経の終末から放出される、アセチルコリンという神経伝達物質が、筋肉の細胞膜表面にある受容体と結合する際の刺激によって引き起こされるといわれています。

アセチルコリン受容体には、神経細胞や骨格筋に多く存在しているニコチン性受容体と、中枢神経、自律神経節、心筋、各平滑筋等に多く存在しているムスカリ性受容体がありますが、ヒヨスチンブチルスコプラミンは胃腸管、尿管、及び生殖器の平滑筋に存在しているムスカリン性受容体に結合し、アセチルコリンがそれらの受容体に結合することによって生じる、イオンチャンネルの開口を不可能にします。

この作用によって、筋肉の収縮を引き起こすカルシウムイオンのイオンチャンネルを経由して細胞内に入ることが阻害されるため、結果的には筋弛緩作用がもたらされることになります。

四級アンモニア化合物であるヒヨスチンブチルスコプラミンは血液脳関門を通過しないため、その抗コリン作用が中枢神経に及ぶことはないと言われています。


副作用

ガストロ・スーズ10mgの使用における副作用には、以下の様な症状があります。

抗コリン作用機序に対する副作用として、口内乾燥、発汗障害、頻拍症、視界のぼやけ、排尿困難、便秘などがあげられます。

稀に、目眩、血圧の低下、紅潮がみられることがあります。

また、ごく稀ですが、皮膚反応、呼吸困難、アナフィラキシー様反応などを含んだ過敏症状が現れる場合もあります。


特別な注意

ガストロ・スーズ10mgの有効成分である、ヒヨスチンブチルスコプラミンには筋肉を弛緩させる作用があるため、重症筋力無力症、及び巨大結腸症を患っている方への使用は禁忌とされています。

ガストロ・スーズ10mgの有効成分である、ヒヨスチンブチルスコプラミン、及びそのほかの成分に過敏症の方はガストロ・スーズ10mgのご使用をお避けください。

ヒヨスチンブチルスコプラミンの抗コリン作用には、房水通路を狭ばめ、眼圧を上昇させる作用があります。そのため緑内障を患っている方における、ガストロ・スーズ10mgの使用はその症状の悪化が懸念されるため、使用しないで下さい。

有効成分であるヒヨスチンブチルスコプラミンは、遺伝的な血液障害であるポルフィン症の患者に使用されると、ポルフィン症の症状が増悪させられる可能性があります。そのため、このような患者におけるガストロ・スーズ10mgのご使用はお避け下さい。

ガストロ・スーズ10mgにはスクロース(ショ糖)が含まれています。稀な遺伝病である、フルクトーゼ不耐性、グルコース・ガラクトース吸収不良症、及びスクラーゼ・イソマルターゼ不全症を患っている方へのご使用はお避け下さい。

6歳未満の子供におけるガストロ・スーズ10mgの安全性は確立されていません。

ガストロ・スーズ10mgは妊娠中に使用されても、受精卵、及び胎児に影響がないとされています。しかし、妊娠の方において使用する場合には、医師によって薬理効果が危険性を上回ると判断された場合にのみに使用することが推奨されています。

有効成分であるヒヨスチンブチルスコプラミンが母乳中に排出されるかどうかは解明されていません。授乳中の方におけるガストロ・スーズ10mgのご使用は極力避け、医師によって使用が許可された場合のみご使用ください。

高齢者においては、口内乾燥、排尿困難、便秘、物忘れ、興奮など、抗コリン作用の影響を受けやすいとされています。さらに緑内障を発症させる可能性が懸念されるため、高齢者におけるガストロ・スーズ10mgの使用には、注意が必要とされています。

ガストロ・スーズ10mgは心拍数を増加させる作用があるため、心疾患や甲状腺中毒症を患っている患者においては、注意して使用する必要があります。

ヒヨスチンブチルスコプラミンの抗コリン作用には、腸管の運動を抑制する作用があるので、前立腺肥大症のような尿感の閉塞による排尿困難を生じやすい方、或いは腸管閉塞を引き起こしやすい方におけるガストロ・スーズ10mgの使用には注意が必要とされています。

ヒヨスチンブチルスコプラミンの抗コリン作用による発汗障害によって、発熱作用の増強による熱射病などを引き起こす可能性があるため、発熱している時のガストロ・スーズ10mgの使用には注意が必要です。

ガストロ・スーズ10mgの服用によって視界が不明瞭になり、運転や機械の操作に影響を与える場合があります。服用によって、そのような症状が現れた場合には、運転や機械の操作をすることを避けてください。

頭痛を伴うこともある目の充血及び痛み、頭痛、視力喪失、視野がぼやけたり、光ボケが見える、といった症状が発現した場合には、眼圧の上昇が原因である場合があるため、ただちに医師の診察を受けるようにしてください。