1200 円!! ステロイドと抗菌剤を配合した液剤。効き目が強いため、比較的症状が重い角膜炎や結膜炎などの眼の感染や、中耳炎・外耳炎の症状緩和に最適。
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Zoxan D Eye/Ear Drop (Ciprofloxacin Hydrochloride IP/Dexamethasone) - 0.3%/0.1% (10mL)
■ 10ml
1200 円
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6 以上 |
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数 量 :
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有効成分
塩酸シプロフロキサシン(Ciprofloxacin Hydrochloride)
デキサメタゾン(Dexamethasone)
製造国
インド
製造元
FDC Limited
使用量
下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。
●点眼
点眼の回数や方法は医師の指示に従ってください。
●点耳
通常、成人は1日2回、1回4滴を7日間点耳します。
【点耳薬としての使用方法】
1.使用前に、容器を手の中で1-2分温めてください。温めないで使用した場合、めまいを起こすおそれがあります。
2.使用前に容器を軽く振ってください。
3.成人は耳たぶを上後方へ、子どもの場合は下後方に軽く押さえ、ゆっくり点耳します。
4.点耳後、薬剤が浸透するように少なくとも60秒間は耳を傾けた状態にしてください。
商品詳細
ゾクサン・ディー点眼/点耳薬はステロイドである合成皮質ホルモンと、抗菌薬を配合した、外眼部および前眼部の炎症性疾患(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、前眼部ブドウ膜炎など)の対症療法や、外耳・中耳または上気道の炎症性・アレルギー性疾患に効果を発揮する薬です。
有効成分のひとつであるデキサメタゾンは強力な抗炎症作用を持つ合成副腎皮質ホルモンです。
その作用機序は、まず副腎皮質ホルモンが細胞の中へ入って糖質コルチコイド受容体と複合体を形成します。この複合体は細胞の核内に移行し、遺伝子の活性化によってリポコルチンと呼ばれるタンパク質を誘導します。 このリポコルチンが加水分解酵素であるホスホリパーゼA2を阻害してリン脂質からアラキドン酸が遊離するのを抑制する結果、炎症を誘発するプロスタグランジンを介した一連の炎症惹起反応が抑制されることで炎症が抑えられます。
一方、もうひとつの有効成分であるシプロフロキサシンは、DNAジャイレースと呼ばれる細菌のDNA合成酵素を阻害することによって抗菌効果を発揮するニューキノロン系抗菌薬です。
通常DNAは二重らせん構造を取っていますが、ほかの酵素によるタンパク質の転写や、染色体の複製時にはDNAの巻き戻し酵素であるヘリカーゼによって1本鎖に分解される必要があります。 しかし、二重らせん構造のDNAが曲げられて、その端が円状につなげられているものは、その部分的なつながりや絡まりによって、またトポアイソマーと呼ばれる位相体においても、DNA鎖の切断なしではそれぞれの核酸が1本鎖に分解されることができない状態になっています。
DNAトポイソメラーゼはDNAを一時的に切断することにより、絡まったりつながったりしているDNA核酸を一本鎖の状態に分解し、DNAの複製を触媒する作用と、複製後のDNAを再結合させる作用があります。
ニューキノロン系菌薬であるシプロフロキサシンは、細菌のDNAジャイレースのサブユニットAに結合して、その活性を阻害します。 その結果DNAジャイレースの作用が抑制されて細菌のDNA鎖を分解や再結合を不可能にするため、DNAの複製、および細胞分裂が阻害され、細菌が死滅します。
これら2つの成分の働きにより、ゾクサン・ディー点眼/点耳薬は眼および耳のさまざまな炎症を抑え、症状を緩和します。内服のみならず局所投与によっても顕著な抗炎症効果を示す強力な合成副腎皮質ホルモンを含むため、ゾクサン・ディー点眼/点耳薬は、症状の強い重症例に主に使用されます。
副作用
ゾクサン・ディー点眼/点耳薬を使用した場合、以下の副作用が起こることがあります。
・主な副作用
●デキサメタゾンとして
創傷治癒の遅延(長期使用時)、下垂体・副腎皮質系機能の抑制(長期使用時)、刺激感
●シプロフロキサシンとして
灼熱感、眼部不快感、そう痒感、異物感、結膜充血、味覚異常、角膜染色、角膜症、角膜炎、アレルギー反応、眼瞼浮腫、流涙、光線過敏症、角膜浸潤、吐き気、視力減退
・極稀の起こる重篤な副作用
●デキサメタゾンとして
緑内障、後嚢下白内障、角膜ヘルペス・角膜真菌症・緑膿菌感染などの誘発、穿孔(眼)、感染症の誘発(耳)
●シプロフロキサシンとして
視力障害、視力低下
特別な注意
以下の場合、ゾクサン・ディー点眼/点耳薬を絶対に使用しないでください。
・ゾクサン・ディー点眼/点耳薬の成分に対し過敏症の既往歴のある人
・キノロン類に過敏症の既往歴のある人
以下の場合、ゾクサン・ディー点眼/点耳薬を使用しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に使用してください。
●デキサメタゾンとして
・眼科疾患に使用する場合
1.角膜潰瘍のある人: 表層の病変を活動家させるおそれがあります。
2.ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患または化膿性眼疾患のある人: 免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがあります。
・耳科疾患に使用する場合
1.耳に結核性またはウイルス性疾患のある人: 免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがあります。
2.糖尿病の人: 糖新生促進作用(血糖値上昇)などにより、糖尿病が増悪するおそれがあります。
●シプロフロキサシンとして
・1歳未満の新生児には使用しないでください。
・耐性菌の発生・拡散の一因となる上咽頭道のリスク発生を考慮してください。
・キノロンを全身投与している人において、特に初回服用で生命に関係する重篤な過敏症の発生が報告されており、その一部は心血管虚脱、意識消失、うずき、咽頭・顔面のむくみ、呼吸困難、そう痒、じんましんを併発しています。
・皮膚発疹など過敏症の症状が出た場合はただちに使用を中止してください。
【基本的な使用上の注意】
・眼科用は、角膜上皮剥離や角膜潰瘍がある場合、またウイルスや結核、真菌などによる眼の感染症には原則的に使用しません。耳用もウイルス性疾患などには原則的に使用禁止です。
・妊婦または妊娠している可能性のある人は、使用の有益性が危険性を上回る場合にのみ使用し、長期・頻回服用は避けてください。
・低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していないため、特に2歳未満の場合いは慎重に使用してください。
・容器の先端などが目や耳に直接触れないようにしてください。
・コンタクトレンズをしたまま点眼しないでください。また治療中はソフトコンタクトを使用しないでください。
・点眼後は薬液浸透のため数分間、目を閉じた状態を持続してください。