ランゾールリリーフ(ランソプラゾール) 15mg 100カプセル

1910 円!! 胃酸分泌のバランス異常による胃潰瘍や逆流性食道炎治療の第一選択薬。ピロリ菌の除菌補助薬としても有効。

Lanzol Relief (Lansoprazole) - 15mg (100 Capsules)

■ 100カプセル

1910 円

数 量 :   


 

有効成分

ランソプラゾール(Lansoprazole)

 

製造国

インド

 

製造元

Mylan

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

●胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、ゾリンジャー・エリソン症候群の場合 
通常、成人は1回30mgを1日1回経口服用してください。 
・通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの服用とします。

●逆流性食道炎の場合 
通常、成人は1回30mgを1日1回経口服用してください。 
・通常、8週間までの服用とします。 
・さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回15mgを1日1回経口服用しますが、効果が不充分の場合は1日1回30mgを経口服用することができます。

●非びらん性胃食道逆流症の場合 
通常、成人は1回15mgを1日1回経口服用してください。 
・通常、4週間までの服用とします。

●胃潰瘍または十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合 
通常、成人は1回30mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)およびクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口服用してください。 
・クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができますが、1回400mg(力価)1日2回を上限としてください。 
・プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物およびクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人は1回30mg、アモキシリン水和物として1回750mg(力価)およびメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口服用してください。

逆流性食道炎の維持療法において、1日1回30mgの服用は、1日1回15mg服用中に再発した例など、15mgでは効果が不充分な場合に限ります。


商品詳細

ランゾール・リリーフ15mgは、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、ゾリンジャー・エリソン症候群、非びらん性胃食道逆流症、胃潰瘍または十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌補助に効果的な薬です。

これらの病気には胃酸が深く関わっています。 
つまり胃酸分泌のバランスをうまくコントロールすれば、これらの症状の治療に大いに役立つということです。 
胃酸の分泌には、胃壁細胞にあるアセチルコリン、ガストリン、ヒスタミンという3つのホルモンが関係していますが、これらのホルモンがそれぞれ受容体と結合すると胃液が分泌されます。 
胃酸は分厚い肉片を溶かしてしまうほど強力な酸性で、食べ物の消化や一緒に侵入してきた各種細菌の殺菌などの役割をしています。 
胃が正常な状態では胃の内部は粘液が分泌されており、胃の粘膜が胃酸による影響を受けないように守っていますが、何らかの原因で胃酸の働きが活発になったり胃粘膜を傷つける要因が増えると、粘膜の層が壊れ、そこに胃酸が侵入して胃炎や十二指腸潰瘍などに発展していきます。

この胃酸を分泌するたんぱく質であるプロトンポンプの働きを阻害し、胃酸の分泌を抑える働きをするのが、ランゾール・リリーフ15mgの主成分であるランソプラゾールです。 
従来の胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの治療にはヒスタミンH2受容体拮抗剤が使用されるのが主流でした。 
これは胃液分泌に関わる3つのホルモンの1つであるヒスタミンが受容体と結合するのを抑え、胃液分泌の信号がプロトンポンプに伝わらない目的を持った薬です。 
実際、ヒスタミンH2受容体拮抗剤はとても効果的でしたが、ほかの2つのホルモンであるアセチルコリンとガストリンの働きを抑制することはできないため完全とは言えませんでした。しかしランソプラゾールは胃酸の分泌そのものを抑制する作用があり、ヒスタミンH2受容体拮抗剤よりも、より確実な効果が得られます。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍、慢性胃炎といった病気の原因となるのは、胃酸分泌バランス不均衡のほかにヘリコバクター・ピロリ、つまりピロリ菌が関わっていることが近年明らかになってきました。その仕組みについてはまだはっきりとは解明されていませんが、ピロリ菌が作る分解酵素により胃の粘膜層が破壊される、菌が分泌する毒素により粘膜細胞が傷つけられる、などいくつかの理由が考えられています。

ピロリ菌の除菌治療は、一般にプロトンポンプ阻害剤と抗生剤の組み合わせで行なわれます。


副作用

ランゾール・リリーフ15mgを服用の場合、以下の副作用が現われることがあります。

●主な副作用 
《胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、ゾリンジャー・エリソン症候群、非びらん性胃食道逆流症の場合》 
発疹、かゆみ、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、A1-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、好酸球増多、便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、カンジダ症、味覚異常、口内炎、舌炎、大腸炎、頭痛、眠気、うつ状態、不眠、めまい、ふるえ、発熱、総コレステロールの上昇、尿酸の上昇、女性化乳房、浮腫、倦怠感、舌・口唇のしびれ感、四肢のしびれ感、筋肉痛、脱毛、かすみ目、脱力感、関節痛

《胃潰瘍または十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合》 
軟便、下痢、味覚異常、腹部膨満感、悪心、嘔吐、腹痛、便秘、口内炎、舌炎、口渇、胸やけ、胃食道逆流、食欲不振、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、A1-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、ビリルビンの上昇、好中球減少、好酸球増多、白血球増多、貧血、血小板減少、発疹、かゆみ、頭痛、眠気、めまい、不眠、しびれ感、うつ状態、トリグリセライドの上昇、尿酸の上昇、総コレステロールの上昇・低下、尿たんぱく白陽性、尿糖陽性、倦怠感

●極稀に起こる重篤な副作用 
アナフィラキシー反応(全身発疹、顔面浮腫、呼吸困難など)、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、顆粒球減少、血小板減少、貧血、重篤な肝機能障害、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン)症候群、偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンによる)、間質性肺炎、間質性腎炎


特別な注意

以下の場合、ランゾール・リリーフ15mgを絶対に服用しないでください。 
・ランゾール・リリーフ15mgの成分に対して過敏症の履歴がある人 
・アタザナビル硫酸塩を服用中の人: アタザナビル硫酸塩の作用を減弱させるおそれがあります。

以下の場合、慎重にランゾール・リリーフ15mgを服用してください。 
・薬物過敏症の既往歴のある人 
・肝障害のある人: ランゾール・リリーフ15mgの代謝、排泄が遅延することがあります。 
・高齢者: 酸分泌能をはじめとする生理機能が低下していることがあるため、低用量から服用するなど慎重に服用してください。

ランゾール・リリーフ15mg服用に関する重要な基本的注意は以下のとおりです。 
・服用に際しては、病状に応じて治療上必要最低限の服用にとどめてください。 
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍に使用する場合は、長期の使用経験は充分ではないため、維持療法には使用しないことが望ましいとされています。 
・逆流性食道炎の維持療法については、再発・再燃を繰り返す場合に対して服用することとし、本来維持療法の必要のない場合は服用しないでください。また1日1回30mgまたは15mgの服用により治療結果病気が弱まった状態が長期にわたり継続する症例で、減量または服用中止により再発するおそれがないと判断される場合は1日1回15mgに減量または中止してください。なお維持療法中は定期的に内視鏡検査を実施するなど観察を充分に行なうことが望ましいとされています。 
・非びらん性胃食道逆流症の治療については、服用開始2週間後を目安として効果を確認し、酸逆流以外の原因が考えられるためほかの適切な治療への変更を考慮してください。 
また問診により胸やけ、呑酸などの酸逆流症状が繰り返しみられること(1週間あたり2日以上)を確認の上服用してください。なおランゾール・リリーフ15mgの服用が胃がん、食道がんなどの悪性腫瘍およびほかの消化器疾患による症状をわかりにくくすることがあるため、内視鏡検査などによりこれらの疾患でないことを確認してください。 
・ランゾール・リリーフ15mgを胃潰瘍または十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に用いる際には、除菌治療に用いられるほかの薬剤の添付文書に記載されている禁忌、慎重投与、重大な副作用などの使用上の注意を必ず確認してください。

動物実験において胎児血漿中濃度は母動物の血漿中濃度よりも高いことが、また胎児死亡率の増加が認められています。 
またアモキシシリン水和物およびクラリスロマイシンを併用投与した試験で、母動物での毒性の増強とともに胎児の発育抑制の状況が認められているため、妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

動物試験でランゾール・リリーフ15mgの成分が母乳中へ移行することが報告されているため、授乳中の人の服用は避けることが望ましいとされていますが、やむを得ず服用する場合は授乳を中止してください。

小児に対する安全性は確立していません。

類薬(オメプラゾール)で、視力障害が発現したとの報告があります。

ランゾール・リリーフ15mgの服用が胃がんによる症状をわかりにくくすることがありますので、悪性でないことを確認のうえ服用してください。

長期服用における安全性は確立していません。

非びらん性胃食道逆流症の治療において、食道内酸逆流の高リスクである中高齢者、肥満者、裂孔ヘルニア所見ありのいずれにも該当しない場合は、ランゾール・リリーフ15mgの治療効果が得られにくいことが臨床試験により示されています。