メラノシル (メトキサレン) 10mg 40錠

550 円!! オクソラレンのジェネリック
皮膚の光線感受性を増強し、肌に色素が再沈着するよう働きかける尋常性白斑の治療薬。

MELANOCYL (METHOXSALEN USP) - 10MG (40 TABS)

■ 40錠

550 円


ご注文数量 単価
2 以上 520 円
   

数 量 :   


 

有効成分

メトキサレン(METHOXSALEN)

 

製造国

インド

 

製造元

Laboratorios Beta S.A.

使用量

一般的にメトキサレンの使用量は体重に基づいて決定されるため、正確な使用量については必ず専門医の判断に従うようにしてください。

下記の使用量は、日本で用いられているメトキサレンを有効成分としている薬剤を基にした使用量であるため、あくまでも参考にすぎません。実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人は1日2錠を経口服用してください。
7-12歳の場合は1日1-2錠、6歳以下の場合は1日1錠を服用します。
症状により適宜増減します。

・経口服用2時間後に日光浴あるは人工紫外線の照射を行ないます。


商品詳細

メラノシル10mgは、皮膚の光線感受性を増強する作用を持ち、服用後に紫外線を浴びることで尋常性白斑を治療する薬です。

尋常性白斑は、突然皮膚の色素が抜けて部分的に白くなる病気で、別名・シロナマズとも呼ばれている難治性皮膚病のひとつです。後天的に、子どもから高齢者まで年齢を問わずに発現し、見た目の問題以外は身体への影響もほとんどなく、また遺伝による影響や他人に感染することもないとされている一方で、甲状腺疾患、悪性貧血、糖尿病、委縮性胃炎など内臓の病気との合併があるとも言われていますが、正確なところはまだわかっていないのが実情です。 
白斑の約70%は、身体の両側に対称性に白斑が認められる汎発型です。最初は小さな白斑が身体のどこかに1つか2つできる程度ですが、その後少しずつ白斑が増えて行き、生涯的に進行します。特にひざやひじ、手足の指の関節、ベルトや下着などで締め付けられる下腹部や腰など、押されたりこすれたりする部分の発症が多く、左右対称に現われるのが特徴です。 
残りの30%は神経分節型で、神経の通り道に沿って片側性に発症します。子どもや若い成人に現われることが多く、30歳を過ぎてからの発症や、体中に白斑が広がることはほとんどありません。進行は汎発性に比べて速いですが、6割の人では1年以内に進行が止まり、3年以上経てばそれ以上広がることはほとんどないとされています。しかし、子どもの場合は自然治癒が期待できるにもかかわらず、成人の場合は進行が止まった状態のまま一生持続します。

いずれのタイプもメラニン色素をつくるメラノサイトという細胞が破壊されたり、活動が停止することで発症します。しかし、その詳しい原因についてはまだわかっておらず、色素細胞に対する自己抗体が色素細胞を攻撃、神経の異常、皮膚における活性酵素を除去する機能の低下などにより色素細胞が消失したり壊れることが原因ではないかと考えられています。

原因がわからないため白斑の根治療法は今のところなく、症状に応じた対症療法が行なわれます。基本的にステロイド外用と光化学療法が第一選択とされ、難治例ではステロイド内服または皮膚移植が適用されることがありますが、特に分節型の場合は薬剤がほとんど効かないとされているため、進行が止まった後に皮膚移植手術が行なわれるのが一般的です。

メラノシル10mgは紫外線との併用療法(PUVA)に使用される薬です。有効成分のメトキサレンはエジプトに自生する植物で、白斑の治療に有効であることは13世紀以来知られていたとされています。メトキサレンは特に長波長側の紫外線に対する感受性を増加させ、服用後に紫外線を照射すると皮膚の角質層が肥厚し、炎症反応が見られ、露光部にメラニンが沈着します。一度色素が再沈着すると、さらに治療を続けなくてもこの状態が8-14年間持続するとされています。色素沈着や色素過剰沈着が起こる機序はわかっていませんが、皮膚の白斑部位に存在する少数のDOPA(メラニンの原料のひとつ)陽性のメラニン細胞を活性化し、メラニン形成細胞の分裂を起こさせることが関与していると考えられています。また毛嚢周辺部や上皮内の色素の増加は、機能しているメラノサイトの数の増加・活性化、メラノソームの合成促進、チロジンをDOPAに転換するチロジナーゼの活性増加、メラノサイトの肥大および樹状突起の枝分かれの増加などによるものと考えられています。


副作用

メラノシル10mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
腹痛、嘔気、食欲不振、胃部不快感、潮紅、腫賑、水疱、そう痒、皮膚痛、色素沈着低下症、めまい、不眠、抑うつ、頭痛、顔面浮腫、胸内苦悶、肝機能障害


特別な注意

以下の場合、メラノシルを絶対に服用しないでください。
・皮膚がんまたはその既往歴のある人: 皮膚がんが増悪または再発するおそれがあります。

・ポルフィリン症、紅斑性狼瘡、色素性乾皮症、多形性日光皮膚炎などの光線過敏症を伴う疾患のある人: 光毒性反応が増強されます。

・肝疾患のある人: 肝疾患の悪化例が報告されています。

【警告】
・PUVA療法により皮膚がんが発生したとの報告があります。

【慎重服用】
・糖尿病の人: 海外で血糖値の増加例が報告されています。

・薬剤性光線過敏症および光線過敏症の既往歴のある人: 光毒性反応が増強されるおそれがあります。

【重要な基本的注意】
・紫外線照射時には、目に遮光眼体を着用させるなど、眼障害への予防に際しの注意を払ってください。また白斑部以外の性状皮膚も、皮膚炎を防ぐため黒布などで覆い、露光されないように注意してください。

・紫外線感受性は内服後6-8時間持続するので、この間は治療する場合を除いて紫外線に照射されないよう注意してください。

・PUVA療法により皮膚がんが発生したとの報告があるので、PUVA療法施行後は皮膚の状態に注意してください。また紫外線照射の蓄積により皮膚がんの発生頻度が高まるとの報告があるので、長期にわたり漫然と治療しないでください。

【用法・用量に関連する使用上の注意】
・紫外線を照射する場合、照射源および個人差に応じて至適量を個々に把握する必要があります。その目安としては、照射した翌日の治療白斑部位が軽度にピンク色に発赤し、持続する程度が適当です。

・特に最初の照射量は、皮膚炎を防止するうえからも、最少紅斑量以下から開始することが望ましく、一応の目安として、日光浴の場合は5分から始め、忍抗紫外線照射の場合は、光源から20-30cmの距離から1分より始め、以後白斑部位の皮膚症状により漸増・漸減して至適量を把握し、照射してください。

・メラノシル10mgは360mmをピークとする波長に高い活性を有するので、主として360mm付近の波長を有するブラックライトの照射が望ましいとされます。

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、治療方法に留意してください。

妊娠中の服用に関する安全性は確立していないので、妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は確立していません。

乾癬のある人が使用した場合、皮膚がんが発生しやすくなるおそれがあります。