フルボキシン(マイレン酸フルボキサミン)100mg 10錠

1440 円!! 精神を安定させ強迫障害や社会不安障害に効果を発揮するSSRIs (選択的セロトニン再取り込み阻害薬)。

Fluvoxin (Fluvoxamine) - 100mg (10 Tablets)

■ 10錠

1440 円


ご注文数量 単価
2 以上 1380 円
6 以上 1350 円
   

数 量 :   


 

有効成分

マイレン酸フルボキサミン(Fluvoxamine Maleate)

 

製造国

インド

 

製造元

Janssen Ortho LLC

使用量

下記の使用量はあくまでも目安です。 
実際の使用においてはかかりつけ医か専門医の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

・成人
1日1回50mgを就寝時に服用することから始めます。 
1日の使用量は最大300mgまで増量することができますが、その場合は容態をみながら4-7日毎に50mgずつ増量してください。 
100mg以上を使用する場合は服用を2回に分けることが望ましいとされています。 
分割服用の量が異なる場合は、多い方を就寝時に服用するようにしてください。

・8歳以上18歳未満(強迫障害の治療として)
1日1回25mgを就寝時に服用してください。 
11歳未満の小児における1日の最大使用量は200mgまでとします。 
12歳以上18歳未満における1日の最大量は医師の判断により300mgまでとします。 
使用量を増量する場合は、容態をみながら4-7日毎に25mgずつ増量してください。 
50mg以上を使用する場合は服用を2回に分けることが望ましいとされています。 
分割服用の量が異なる場合は、多い方を就寝時に服用するようにしてください。

・錠剤はコップ1杯の水で飲み込み、噛みくだくことをしないで下さい。

・服用開始時に吐き気が起こることがあります。通常2週間後には消失しますが、吐き気やその他の症状がみられた場合には医師に報告して下さい。

・フルボキシン100mgを18歳未満の小児におけるうつ病の治療薬として使用することは避けてください。 
強迫障害の治療薬として8歳以上の小児に使用することは可能ですが、長期間の使用による身体の成長、性機能、及び認知、行動の発達における影響は解明されていません。 
また子供や若者は抗うつ薬剤の使用によって敵愾心や自殺願望を抱いたり、自殺未遂といった行為を起こしやすい傾向があります。 
フルボキシン100mgや他の抗うつ薬剤を使用している子供や若者の成長や発達を注意深く観察し、また不快な感情や自殺、自傷願望、いらつき、気分の変化、行動の変化を感じた場合は専門家に報告するように指導する必要があります。


商品詳細

フルボキシン100mgは有効成分を選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs:Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)であるマイレン酸フルボキサミンとする、うつ病や強迫性障害の治療に有効な薬です。

うつ病とは「気分が落ち込む」、「物事に対してやる気がしない」、「興味や関心、喜びを感じない」といった気分や意欲の低下した状態が2週間以上続いている状態です。 
有病率は年々増加傾向にあり、現在WHO(世界保健機構)の基準に基づいた日本疫学調査によると16人に1人が生涯に一度はうつ病を経験しているとされ、また、2005年の厚生労働省の調査によるうつ病の患者数は1995年の44,1000人から92,4000人の約二倍に増加し、まさに現代病の代表的なものとなっています。

気分の落ち込み、感情の不安定化、意欲、思考の低下といった精神的症状と、それに付随した睡眠不足、食欲減退、だるさや疲労感といった身体症状があり、日常生活に様々な支障をきたします。 
また、時には自分が他人に迷惑をかけている、自分は無価値な人間だ、といったような悲観的、自己否定的な不合理な思考から自殺願望や自殺企画を抱くようになることから、自殺との関連も指摘されています。

現在うつ病の発症原因として最も有力なものがモノアミン仮説です。 
モノアミン仮説とは脳内のモノアミン神経伝達物質と呼ばれる物質の働きがその欠乏などによって不足し、うつ病を発症させるとする説ですが、その中で特にうつ病と関連付けられているのがセロトニンです。 
セロトニンは脳に広く分布し、精神安定作用の他、性機能及び性欲、食欲、睡眠、記憶、学習、体温調節、社会活動などをも管理しているとされているモノアミン神経伝達物質です。 
脳内の神経細胞(ニューロン)の前シナプスからニューロン間の隙間であるシナプスに放出され、後シナプスにある受容体に結合してその作用を発揮しますが、うつ病を患っている人の脳内においてはこのセロトニンの量の減少が認められているため、その作用が十分に発揮されないのがうつ病の発症原因であると考えられています。

セロトニンの送り手である前シナプスにはトランスポーターと呼ばれる吸収口があり、後シナプスの受容体に結合しなかったシナプス間のセロトニンを前シナプス内に取り込む作用があります。 
フルボキシン100mgの有効成分であるマイレン酸フルボキサミンはこのセロトニンを取り込むトランスポーターに結合し、特異的に遮断することによってトランスポーターのセロトニンの再取り込み機能を阻害します。 
この作用によってシナプス間に存在するセロトニンの量が増加させられ、受容体との結合作用が増強されることから、セロトニンの神経安定作用などが効率的に発揮されるようになり、うつ病の諸症状を効果的に改善するといわれています。

また、マイレン酸フルボキサミンのセロトニン再取り込み阻害作用は理不尽とわかりながらも「気になって仕方がない」、「不安でしかたがない」といった観念から同じことを何度も繰り返して行ったり、特定の考えが頭から離れなくなる強迫障害にも有効であるとされ、その治療に広く使用されています。


副作用

フルボキシン100mgの服用によって以下の副作用が発現する場合があります。 
以下の症状や、他に気になる症状が発現し継続するような場合には医師に相談してください。

・主な副作用 
吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛などの消化管障害、頭痛、無力症、倦怠感、動悸、頻脈、食欲減退、口内乾燥、不安やイラつき、目眩、不眠症、傾眠、発汗、振るえ、混乱、性機能不全、痙攣、肝機能の異常など


特別な注意

【警告】 
短期間の偽薬との比較において、抗うつ薬剤はうつ病を始めとした気分障害を患っている子供、若者、青年における自殺願望や自殺未遂のリスクを増加させる事が知られています。 
マイレン酸フラボキサミンを始めとした抗うつ薬剤はこの危険性と治療における必要性熟考した上で使用される必要があります。 
うつ病やそのほかの気分障害自体が自殺のリスクの増加と関連付けられています。 
抗うつ薬剤を使用している患者に対しては、適切な監視下で病状の悪化、自殺傾向、挙動の変化などを注意深く観察する必要があります。 
家族や介護者は薬を処方した専門家との連絡を密にとり、患者の容態を注意深く観測する必要があります。

以下に該当する方におけるフルボキシン100mgの使用は禁忌とされています。 
・有効成分のマイレン酸フルボキサミンや他成分に過敏症である方 
・モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)を服用してから14日以内 
・双極性感情障害 
・難治てんかん

以下に該当する方におけるフルボキシン100mgの使用には注意が必要とされています。 
・高齢者 
・青年 
・自殺未遂の既歴や自殺願望がある患者 
・躁病、及び軽躁病 
・電気痙攣療法(ECT)を受けている患者 
・肝機能障害 
・腎機能障害 
・心疾患 
・心臓発作を起こしてから間もない患者 
・糖尿病 
・てんかん 
・痙攣の既歴のある患者 
・出血性疾患の既歴のある患者 
・緑内障 
・血液凝固に影響を与える薬(血液凝固剤のワーファリンなど)を使用している患者 
・重篤な肝、腎機能障害 
・肝炎、特に慢性的なB型及びC型肝炎 
・糖尿病 
・血友病

フルボキシン100mgの効力が発揮されるには使用開始から2-4週間ほどかかりますが、効力が認められなくても決められた量を使用することが、効果的な治療へとつながります。 
もし使用開始1週間、使用中、使用後にうつ状態や不安の増悪、悩み、自殺や自傷行為を考えるようなことがある場合には、ただちに医師に相談してください。

フルボキシン100mgの服用は車の運転や機械の操作に影響を与える場合があります。薬がどのように作用し、これらの操作に影響を与えないことが確認されない限り、車の運転や機械の操作を行うことは避けてください。

フルボキシン100mgを使用している間はアルコールの摂取を控えてください。

マイレン酸フラボキサミンは体内に摂取されたカフェイン(コーヒー、紅茶、コーラなど)の分解を妨げることがあります。この作用によって振るえ、発汗、吐き気、情動不安、不眠などの症状が現れることがありますので、フルボキシン100mgを使用中のカフェインの摂取は控えてください。

SSRIs(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)はじっとしていることへの不快感をもたらすことがあり、動かずに座っていたり、立っていることを不可能とすることがあります。 
こういった症状は特に使用開始の最初の1週間において起こりやすいとされています。このような症状を経験した場合には医師に相談するようにしてください。

抗うつ薬剤は血液中の塩分の量を低下させ、低ナトリウム血症を引き起こし、それによる眠気、混乱、筋肉のぴくつき、けいれんなどが現れることがあります。 
特に高齢者においてこういった症状が現れやすいとされています。 
フルボキシン100mgを使用中にこう言った症状が認められた場合には医師の診断を受けてください。

フルボキシン100mgを使用中に痙攣(ひきつけなど)を経験した場合や、使用によっててんかんや痙攣の頻度が高くなった場合には、使用中断の必要があるためただちに医師の診断を受けてください。

フルボキシン100mgの使用の突然の停止はめまい、睡眠障害、吐き気、頭痛、虚脱感、しびれ、不安といった退薬症状を引き起こす可能性があるため避け、医師の指示に従って数週間から数カ月にかけて徐々に服用量を減らしながら停止するようにしてください。 
退薬症状は一時的であり中毒性や依存性のものではありません。

妊婦、及び胎児に対する安全性は確立されていないため、フルボキシン100mgの妊娠中における使用は医師によって母体への有効性が胎児への危険性を上回ると判断された場合のみ行うようにしてください。 
また、妊娠後期のフルボキシン100mgの使用によって新生児に退薬症状がみられたとの報告があります。 
フルボキシン100mgを使用中に妊娠したり、妊娠を計画している場合には医師に相談してください。

有効成分のマイレン酸フラボキサミンは母乳中に排出するため、フルボキシン100mgを使用中の授乳については医師と相談するようにしてください。

歯科手術を含めた手術を受ける場合は、麻酔医を含めた医師にフルボキシン100mgの服用を報告して下さい。

同じような症状であったとしても、フルボキシン100mgを他人と共用することはしないでください。

子供の手の届かないところで、光や湿気を避けて保存してください

外装に損傷があったり、有効期限が切れているものの使用はしないでください。