バルシビル (塩酸バラシクロビル) 500mg 3錠

540 円!! 単純疱疹、帯状疱疹にアシクロビル以上の効力を発揮するヘルペスウイルス感染症の治療薬。

Valcivir (Valacyclovir) - 500mg (3 Tablets)

■ 3錠

540 円


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有効成分

塩酸バラシクロビル(Valacyclovir)

 

製造国

インド

 

製造元

Cipla

使用量

下記の使用量はあくまでも目安です。
実際の使用は専門医の指示に従って適切な量を使用するようにしてください。

【単純疱疹】 
通常、成人は1回2000mgを12時間ごと2回に渡って経口服用してください。

【帯状疱疹】 
通常、成人は1回1000mgを1日3回、7日間経口服用してください。

【水痘】 
通常、成人および体重40kg以上の小児は1回1000mgを1日3回、7日間経口服用してください。

【性器ヘルペスの再発抑制】 
通常、成人は1000mgを1日2回、10日間経口服用してください。 
再発が認められた場合には、1回500mgを1日2回、3日間服用してください。 
また、再発抑制に対してバルシビル500mgを服用しているにもかかわらず、頻繁に再発を繰り返す場合は、症状に応じて1回1000mgを1日1回服用します。
再発回数が年間に9回以下である場合には1回500mgを1日1回服用に変更することを考慮してください。


商品詳細

塩酸バラシクロビルは、1987年にアメリカのグラクソ・スミスクライン社において開発された抗ウイルス剤で、経口服用後速やかに消化管から吸収された後、ヌクレシオ類似体DNAポリマーゼ阻害剤であるアシクロビルとL-バリンに加水分解されるプロドラッグです。 
特に単純ヘルペスウイルスに対して強力な抗ウイルス作用を示すほか、性器ヘルペスの再発抑制や水痘・帯状疱疹ウイルスの治療にも有効とされています。 
単純疱疹については海外65ヵ国以上で、また帯状疱疹においては85ヵ国以上で承認されている薬です。

単純ヘルペスウイルスはHSV-1とHSV-2に分類されます。 
一般にHSV-1は主に口唇ヘルペスを生じさせ、ヘルペス口内炎、ヘルペス角膜炎、単純ヘルペス脳炎の原因となり、HSV-2は主に性器ヘルペス、新生児ヘルペス、ヘルペス髄膜炎の原因となるといわれています。 
しかし近年ではオーラルセックスなどでHSV-1が性器ヘルペスの原因となるなど、いずれも絶対的なものではありません。

単純ヘルペスウイルスに感染すると、皮膚や粘膜などに小さな水疱がまとまって出現し、痛みや発熱などの症状を伴うこともあります。 
いったんウイルスに感染すると、例え症状が治まったとしてもウイルス自体は三叉神経節、脊髄神経節といった神経節の中に潜伏し続け、免疫機能の低下が引き金となって再活性化します。

水痘・帯状疱疹ウイルスはヘルペスウイルス科に属し、水痘と帯状疱疹を引き起こすウイルスで、HSV-3とも呼ばれています。 
水痘とは俗に言う「水ぼうそう」のことで強力な感染力を持っており、主に空気感染、飛沫感染などによって感染します。 
2週間程度の潜伏期間の後に発症し、3日目ごろにピークを迎え、1週間程度で治ります。 
しかし治癒した後もウイルスは神経根に潜伏し、ストレスや心労、老化、日光などの刺激によって免疫力が低下すると水痘ウイルスが再び活性化され、帯状疱疹として現われることがあります。

単純ヘルペスウイルスや水痘・帯状疱疹ウイルスを根絶する抗ウイルス剤は現在のところ存在しませんが、治療をすることで不快感を和らげ、症状の発生期間を短縮することができるとされています。

バルシビル500mgの有効成分塩酸バラシクロビルはヘルペスウイルス感染細胞内でリン酸化、活性化されてヌクレシオ類似体アシクロビル三リン酸となります。 
このアシクロビル三リン酸はDNAを構成する塩基の一つであるグアニンの前駆体であるグアノシンに非常によく似た構成を持った物質ですが、DNA鎖が連鎖するための部位を持っていません。 
ウイルスのDNA合成時に競合的にDNA鎖に取り込まれ、その後のウイルスDNA鎖の結合、延長を不可能にすることによってウイルスDNAの合成を不可能にし、ウイルスの増殖を抑制します。

塩酸バラシクロビルの活性体であるアシクロビル三リン酸はウイルスDNAの合成を阻害することによってその効力を発揮するため、神経節に潜伏しているDNA合成を行わないウイルスにおける効力はないとされています。 
治療の開始は早いほど効果を発揮するとされ、口唇ヘルプスや性器ヘルペスの急性期及び再発期においては症状が出始めたと感じたらすぐに治療を開始することが大切です。 
また一定の期間であれば性器ヘルペスの再発や二次感染を抑制する効力もあるとされています。


副作用

バルシビル500mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用 
発疹、じんましん、かゆみ、光線過敏症、肝機能検査値の上昇、肝炎、吐き気、嘔吐、腹部不快感、下痢、腹痛、めまい、頭痛、意識低下、腎障害

極稀に起こる重篤な副作用 
アナフィラキシーショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、血管浮腫など)、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、播腫性血管内凝固症候群(DIC)、血小板減少性紫斑病、急性腎不全、精神神経症状(意識障害、昏睡、せん妄、妄想、幻覚、錯乱、けいれん、てんかん発作、まひなど)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)、呼吸抑制、無呼吸、間質性肺炎、肝炎、肝機能障害、黄だん


特別な注意

【警告】

  • 命に関わる血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症症候群(HUP)が進行したHIV感染症患者や同種骨髄抑制移植や腎移植後に1日8mgの塩酸バラシクロビルを使用していた患者において発症しています。 
    塩酸バラシクロビルの使用は血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症症候群(HUP)の兆候が見られた時点で直ちに中断する必要があります。

以下の場合、バルシビル500mgを絶対に服用しないください。

  • バルシビル500mgの成分あるいはアシクロビルに対して過敏症の既往歴のある人

以下の場合、バルシビル500mgを慎重に服用してください。

  • 腎障害のある人: 精神神経系の副作用が現れやすくなります。 
    また血液透析を受けている人は、腎機能、体重、臨床症状に応じてクレアチニンクリアランス10ml/min未満の目安よりさらに減少することを考慮してください。 
    血液透析日には透析後に服用してください。
  • 高齢者: バルシビル500mgは、活性代謝物のアシクロビルに変換された後、主として腎臓から排泄されますが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため高いアシクロビルの血中濃度が持続するおそれがあります。

その他基本的注意には以下のようなものがあります。

  • 性器ヘルペスの再発抑制に対するバルシビル500mgの服用により、セックスパートナーへの感染を抑制することが認められています。 
    ただし、バルシビル500mgの服用中もセックスパートナーへの感染リスクがあるため、コンドームの使用などが推奨されています。
  • バルシビル500mgの服用は、発病初期に近いほど効果が期待できます。
  • 目安としては、帯状疱疹の治療においては皮疹出現後5日以内に、また水痘の治療においては皮疹出現後2日以内に服用開始するのが望ましいとされます。
  • バルシビル500mgによる性器ヘルペスの再発抑制療法は、性器ヘルペスの発症を繰り返す人(免疫正常者においては、おおむね年6回以上の頻度で再発する場合)に対して行なってください。 
    またバルシビル500mgを1年間投与後、投与継続の必要性について検討することが推奨されます。
  • バルシビル500mgの活性代謝物であるアシクロビルの曝露量増加した場合には、精神神経症状や腎機能障害が発現する危険性が高くなります。 
    腎障害のある人または腎機能が低下している人、高齢者においては、バルシビル500mgの服用間隔および服用量を調節し、状況を観察しながら慎重に服用してください。 
    なお、一般に精神神経症状はバルシビル500mg服用中止により回復します。
  • 腎障害のある人または腎機能が低下している人、高齢者、水痘の人などで脱水症状を起こしやすいと考えられる人は、バルシビル500mgの服用中は適切な水分補給を行なってください。
  • 水痘の治療において、悪性腫瘍、自己免疫性疾患などの免疫機能の低下した人に対する有効性および安全性は確立していません。
  • 水痘治療におけるバルシビル500mgの使用経験は少ないため、バルシビル500mgを水痘の治療に使用する場合は、治療性の有益性と安全性を考慮して服用してください。

妊婦または妊娠している可能性がある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

バルシビル500mgによる性器ヘルペス再発抑制療法中に妊娠し、その後も本療法を続けた場合の安全性は確立していません。

バルシビル500mgの服用後、活性代謝物のアシクロビルが乳汁中へ移行することが報告されているため、授乳婦の服用は慎重に行なってください。

体出生体重児、新生児または乳児に対する安全性は確立していません。