コリオモン(ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)5000IU(1バイアル)

5100 円!! 卵胞の発育と排卵を促し、妊娠の可能性を高める不妊治療薬。重度の排卵障害や多嚢胞性卵巣症候群の治療に。

Choriomon (Gonadotropin) 5000IU (1 Vial)

■ 1バイアル

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5100 円


ご注文数量 単価
2 以上 4920 円
   

【現在、在庫切れとなっています】


 

有効成分

ゴナドトロピン(Gonadotropin)

 

製造国

スイス

 

製造元

IBSA

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

通常、単回皮下投与します。

商品詳細

コリオモン5000IUは妊娠に不可欠な黄体ホルモンの分泌を促進する薬で、特に卵巣を刺激する性腺刺激ホルモンの分泌が充分でない場合の不妊治療に有効です。

世界保健機構(WHO)では、「避妊をしていないのに2年以上にわたって妊娠に至れない状態」を不妊と定義しています。 その原因はさまざまですが、中でも女性側の不妊の原因として特に多いのが排卵障害(月経異常)、卵管や子宮の異常、子宮内膜症、頚管粘液に関する問題、年齢、生活習慣などとされています。これらの一般的な治療方法には、タイミング療法、ホルモン療法、人工授精、子宮・卵管に対する手術療法などがあり、排卵誘発剤を用いた排卵の誘発が併用されることも多いようです。

女性の体は、月経の時期に脳の中の視床下部からゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)が脳下垂体に作用し、性腺刺激ホルモンであるゴナドトロピンを放出させます。このゴナドトロピンには卵胞を発育させる卵胞刺激ホルモンと卵胞に作用して排卵を起こさせる黄体化ホルモン(LH<)の2種類があり、それぞれが卵巣に作用して卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌させます。このうちプロゲステロンは子宮内膜を厚くさせるなど、受精卵が子宮内膜に着床しやすい状態に整える妊娠の維持に不可欠なホルモンです。

ところが黄体機能不全などによりプロゲステロンの分泌に異常があると、例え受精がうまくいって着床まで進んだとしても、その分泌量が少ないために子宮内膜が剥がれやすくなり、結果として妊娠することが難しくなります。そこでプロゲステロンの分泌をサポートし、排卵を促す役目をするのがコリオモン5000IUです。

コリオモン5000IUに含まれるゴナドトロピンは、卵巣を刺激して約36時間以内に成熟した卵胞から卵子を排出させるように働きかけるため、排卵障害がある場合でも適切なタイミングで排卵を促すことが可能になります。特に重度の排卵障害や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を持つ人においては、クロミフェン療法などのホルモン療法と比べて排卵率・妊娠率が高いとされています。しかし、排卵日に排卵された卵子が充分に成熟せずに受精能力を持たない場合などには効果がなく、また使用により必ず排卵が起こるわけでもありません。そのため、卵胞の成長具合を超音波でチェックし、使用のタイミングを医師に判断してもらうことが大切です。

なおコリオモンIU5000 を含むゴナドトロピン注射は不妊治療の中でも比較的手軽な治療方法の1つで、排卵誘発率は70-80%程度、そのうち妊娠率は約40-50%と言われています。ただし副作用の問題があり、中でも過剰に卵胞が刺激されることで卵巣が肥大化する卵巣過剰刺激症候群(OHSS)には特に注意が必要です。

さらにゴナドトロピンによる治療中は体内のゴナドトロピンが増加するため、妊娠していなくても妊娠検査薬で陽性の判定が出ることがあります。正確な妊娠検査の判定を得るために、妊娠検査薬を使用する場合は少なくとも注射後1-2週間経過後に行なうようにしてください。


副作用

コリオモン5000IUを使用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用

疲労、アレルギー反応、頭痛、うつ病、易刺激性、落ち着きのなさ、便秘、腹水、下痢、悪心、嘔吐、腹痛、薬疹、発疹、卵巣嚢胞、卵巣腫大、乳房痛、注射部位紅斑、注射部位内出血、注射部位疼痛、注射部位腫脹

●極稀に起こる重篤な副作用

卵巣過剰刺激症候群、血栓塞栓症、ショック、アナフィラキシー


特別な注意

【警告】

・調節卵巣刺激後にコリオモン5000IUを使用した場合、血栓塞栓症などを伴う重篤な卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあります。

【禁忌】
・コリオモン5000IUの有効成分および添加物に対する過敏症の既往歴のある人
・視床下部、下垂体に腫瘍のある人: 症状の悪化のおそれがあります。
・原因が特定されない卵巣腫大または卵巣嚢胞のあるヒト: 症状を悪化させることがあります。
・診断の確定していない不正出血のある人: 悪性腫瘍の疑いがあります。
・卵巣がん、子宮がん、乳がんおよびその疑いのある人: 腫瘍の悪化あるいは顕在化を促すことがあります。
・妊娠または妊娠している可能性のある人
・活動性の血栓塞栓性疾患の人: 症状の悪化のおそれがあります。

【慎重使用】
・乳がんの既往歴のある人: 乳がんが再発するおそれがあります。
・乳がん家系の素因が強い人、乳房結節のある人、乳腺症の人または乳房レントゲン像に異常が見られた人: 症状が発現または増悪するおそれがあります。
・未治療の子宮内膜増殖症のある人: 子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合があります。
・子宮筋腫のある人: 子宮筋腫の発育を促進するおそれがあります。

・子宮内膜症のある人: 症状が増悪するおそれがあります。

【重要な基本的注意】
・コリオモン5000IUは、不妊治療に充分な知識と経験のある医師が使用してください。コリオモン5000IUにより予想されるリスクおよび注意すべき症状について、あらかじめ理解してください。
卵巣過剰刺激症候群
調節卵巣刺激後にコリオモン5000IUを使用した人で、卵巣過剰刺激症候群が発現することがあります。調節卵巣刺激中およびコリオモン5000IU使用前は、超音波検査および血清中エストラジオール測定などにより卵巣の反応モニタリングを行ない、卵巣過剰刺激症候群の徴候が認められた場合には、コリオモン5000IUの使用を中止し、適切な処置を行なうとともに、少なくとも4日間は性交を控え、避妊するようにしてください。卵巣過剰刺激症候群は、妊娠によって、急速に重要化し、長期化することがあるため、コリオモン5000IU使用後は少なくとも2週間の経過観察を行なってください。

血栓塞栓症
本人および家族の既往歴などの一般に血栓塞栓症発現リスクが高いと認められる女性においては、ゴナドトロピンによる治療は発現リスクを増加させます。従って、これらの女性でのゴナドトロピン治療の必要性については、そのリスクを考慮して決定してください。なお、妊娠自体についても血栓塞栓症のリスクは高くなることに留意してください。

多胎妊娠
排卵誘発を受けた人では、自然妊娠と比較して多胎妊娠・出産(大部分は双生児)の頻度が高くなることから、調節卵巣刺激実施中およびコリオモン5000IU使用前は経膣超音波検査、血清中エストラジオール測定にて充分な治療観察を実施してください。多胎妊娠が予想される場合には、治療の中止を考慮してください。

流産
不妊治療を受けている人では、一般女性と比較して流産率が高くなります。

生殖器官の腫瘍

卵胞発育刺激のための多剤療法を受けていた人で卵巣またはほかの生殖器官の良性および悪性腫瘍の発現が報告されています。しかしながら近年の疫学調査ではゴナドトロピンによる治療と腫瘍の発生の因果関係はないことが報告されています。

先天異常
生殖補助医療後の先天異常の発生率は自然受胎後に比べわずかに高いとの報告があります。臨床試験および市販後データからは、ゴナドトロピン製剤を使用した人の出生児の先天異常のリスクが増加することを示す根拠はありません。なお、海外では市販後に鎖肛、無脳症、先天異常、先天性腎障害、細胞遺伝学的異常、胎児奇形、先天性心臓疾患、片側肥大、21トリソミー、22トリソミー、心室中隔欠損症などが報告されています。

【効果または効能に関連する使用上の注意】
・コリオモン5000IUの使用にあたっては、本人およびパートナーの検査を充分に行ない、コリオモン5000IUの使用の適否を判断してください。特に、甲状腺機能低下、副腎機能低下、高プロラクチン血症および下垂体または視床下部腫瘍などが認められた場合、当該疾患の治療を優先してください。なお、排卵誘発および黄体化の場合、コリオモン5000IUIの使用対象はWHOグループIまたはII(多嚢胞性卵巣症候群を含む)に相当する排卵障害です。

【用法および用量に関連する使用上の注意】
・血清エストラジオール濃度や超高音波検査により充分な卵胞の発育を確認した上で使用してください。

【適用上の注意】

保存
・コリオモン5000IUは2-8℃で保管してください。
・有効期間内であれば25℃以下で、再冷蔵せずに30日間保存可能ですが、この期間(30日間)内に使用しなかった場合は破棄してください。

使用時
・使用経路: コリオモン5000IUの使用は皮下注射のみとします。
・使用部位: 下腹部に注射してください。

【妊婦、産婦、授乳婦などへの使用】

・妊婦は使用しないでください。またコリオモン5000IUの使用中は授乳を避けてください。