トパマックス (トピラメート) 25mg 60錠

5850 円!! 脳の過剰興奮を抑制し、てんかんだけでなく偏頭痛の予防、摂食障害や双極性障害(躁鬱病)などに効果を発揮。

Topamax (Topiramate) - 25mg (60 Tablets)

■ 60錠

5850 円

数 量 :   


 

有効成分

トピラメート/トピラマート(Topiramate)

 

製造国

ニュージーランド

 

製造元

Janssen-Cilag

使用量

トパマックス 25mgの参考服用量は以下のようになります。 
しかし、有効成分のトピラメート(トピラマート)は脳内の神経伝達物質に直接作用を及ぼすため、個人に適した安全、且つ正確な使用量は医師の処方に従うこととされています。 
服用の際には、医師の診断/監視のもとに適切な服用量を使用するようにしてください。

【てんかん治療】 
トパマックス 25mgのみによる治療 
大人: 
第1週目(開始) 1日1回(夜)に25mgの服用から始めます。 
第2週目以降(増量) 1日25mg-50mgを、医師の指示に従って1週間毎に増量し、最終的に1日100mgを服用します。1回の服用量が50mg以上の場合の服用回数は1日2回とし、1日の最大服用量は500mgを超えないようにしてください。

2歳以上の子供: 
第1週目(開始) 1日1回(夜)に0.5-1mg/kgの服用から始めます。 
第2週目以降(増量) 1回に服用する量を、1週間ごとに0.5-1mg/kgずつ、医師の指示に従ってさらに増量し、最終的に1日3-6mg/kgを服用します。ただし1日の最大服用量は500mgを超えないようにし、服用回数は1回としてください。

トパマックス 25mgを付加治療薬として使用する場合 
大人: 
第1週目(開始) 1回25-50mgの服用を1日1回か2回に分けて服用します。 
第2週目以降(増量) 1日25mg-100mgずつを、医師の指示に従って1週間毎に増量し、最終的に1日200-400mgを服用します。1回の服用量が50mg以上の場合の服用回数は1日2回とし、1日の最大服用量は1000mgを超えないようにしてください。

2歳以上の子供: 
第1週目(開始、増量) 1日1回(夜)に1-3mg/kgの服用から始め、服用量を1日25mgまで増量します。 
第2週目以降(増量) 1回に服用する量を、1週間ごとに1-3mg/kgずつ、医師の指示に従ってさらに増量し、最終的には1日5-9mg/kgを服用します。ただし1日の最大服用量は500mgを超えないようにし、服用回数は1回としてください。

【片頭痛予防】 
大人: 
第1週目(開始) 1日1回(夜)に25mgの服用から始めます。 
第2週目以降(増量) 1日25mgずつを医師の指示に従って1週間毎に増量します。、最終的には1日50-200mgの服用が適切とされています。増量による副作用などがみられる場合には、増量する期間を長く取ってください。

食前、食後に関係なく服用できます。 
錠剤をつぶしたり、噛みくだいたりすることはお避け下さい。


商品詳細

トパマックス 25mgは有効成分トピラメート(トピラマート)とする抗てんかん薬です。

てんかんとは脳の特定の部分が過剰に興奮した時に起こります。 
脳や神経は多くのニューロンと呼ばれる神経細胞で形成されており、人間の脳に存在するニューロンは140億個と言われています。 
これらのニューロンは刺激を受けて、他の細胞に情報を伝達する役割があり、脳細胞に網目のように繋がって情報処理のネットワークを形成しています。

大脳はニューロンからの情報を処理し、日常生活における適切な判断や、運動の発現をつかさどっています。 
通常ニューロン間の情報伝達活動はお互いに調和を保っていますが、この調和が突然崩れると、過剰なニューロンの活動が発生し、自分の意志には関係なく体がコントロールできなってしまいます。 
これがてんかんと呼ばれる病気です。

てんかんは、過去の脳の傷、大脳の形成障害、先天性脳腫瘍などの脳の器質障害を原因とする『症候性てんかん』から、原因を特定することのできない『突発性てんかん』まで幅広く分類されます。 
その症状も非常に多岐にわたり、意識を失って手足の硬直や痙攣を引き起こすような重度のものから、一瞬だけ体がピクッとする、突然脈略の無いことを話す、全身の力が抜ける、体の一部が勝手に動くといったものまでがあります。

これらの特徴のため、WHOにおいては「(てんかんとは)種々の成因によってもたらされる慢性の脳疾患であって、大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作を特徴とし、それにさまざまな臨床症状及び検査所見がともなう」と定義されています。 
この定義にあるようにてんかん発作は繰り返し起こることが特徴の一つであるため、1回だけの発作ではてんかんとはされません。

日本における患者数は約100万人と言われ、乳幼児から高齢期まで幅広く発症するとされていますが、80%が20歳以下での発症といわれています。 
しかし現在では、医学の進歩による薬物療法や外科療法による症状のコントロールが可能となったため、てんかん患者の約80%においては、健常者とかわらない社会生活を営むことができるようになっています。

トパマックス 25mgの作用機序は完全には解明されていませんが、以下の作用機序による神経細胞の興奮を抑える作用が、てんかん病状のコントロールに有効であると考えられています。

**ギャバ(GABA)の作用の増強**
ギャバ(GABA)とは脳の神経細胞に存在し、情報伝達に関与している神経伝達物質です。てんかん患者においては興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸ニューロンが活発となり抑制性神経伝達物質であるギャバ(GABA)ニューロンの働きが低下している状態とであると言われています。 
トパマックス 25mgの有効成分のトピラメート(トピラマート)はこの抑制性ギャバ(GABA)ニューロンの働きを増強することによって、脳の過剰な興奮状態を鎮静させる効果があるとされています。

**活動電位を生みだす電子を制御**
ニューロンの情報伝達する際にはナトリウムイオンの移動が大きな役割を閉めています。
通常ニューロンの外部にはイオンナトリウムが多く存在しているとされています。 
ニューロン内部の電位がある単位になると、ニューロン外のナトリウムイオンがナトリウムチャンネルを通して大量にニューロン内に入りこみ、ニューロンの過剰活動を引き起こす大きな電位変化を発生させるとされています。 
トパマックス 25mgの有効成分のトピラメート(トピラマート)はてんかん発作時の過剰なニューロンの電位変化を、ナトリウムイオンがニューロンに入ることを阻害することによって防ぐ作用があるとされています。

**グルタミン酸受容体遮断**
グルタミン酸ニューロンとは興奮性神経伝達物質であり、このグルタミン酸ニューロンの過剰活動がてんかん発作を引き起こすと考えられています。 
トパマックス 25mgの有効成分のトピラメート(トピラマート)は中枢神経系に多く存在するとされているグルタミン酸ニューロン受容体を遮断することにより、グルタミン酸ニューロンの過剰活動による興奮状態を阻害する作用があるとされています。

**炭酸脱水酵素阻害**
トパマックス 25mgの有効成分のトピラメート(トピラマート)は中枢神経組織に存在している炭酸脱水酵素を阻害することによって、脳の過剰活動を引き起こしている部位のCO2の


副作用

トパマックス 25mgの副作用としては以下にあげるような症状があります。 
記載されている症状や、他に気になる症状が発現し、継続する場合には医師の診断を受けるようにしてください。 
・主な副作用 
便秘、発汗障害、下痢、目眩、眠気、口内乾燥、風邪のような諸症状、頭痛、食欲減退 
吐き気、不安・神経過敏、皮膚のしびれ・刺痛、鼻水、咽頭痛、胃痛・胃腸不良、味覚変化、疲労、不眠、体重減少

・極稀に起こる重篤な副作用 
深刻な過敏症症状(発疹、じんましん、そう痒、呼吸困難、胸の圧迫感、口、顔、唇、及び舌の腫れなど)、血尿、視界のぼやけなどの視野の異常、骨痛、胸痛、混乱、うつ状態、複視・視力の変化、眼痛、不整脈、意識不明、記憶力の低下、精神状態の変化、筋肉や関節の痛み・激痛・倦怠感、月経異常、浅く早い呼吸、紅潮、皮膚の腫れ・水疱・剥離、耳鳴り、食欲の大幅な減退、胃の激痛、脇、背中の痛み、大幅な体重減少、言語障害、混迷、自殺願望・自殺行為、振戦、思考・集中・記憶障害、動作障害、歩行障害、原因不明の発熱、原因不明のあざ、眼の動きの異常、強い脱力感


特別な注意

トパマックス 25mgの有効成分であるトピラメート(トピラマート)、及びその他の成分に過敏症である方は、トパマックス 25mgのご使用をお避けください。

2歳未満の子供のてんかん治療薬としてトパマックス 25mgを使用することはお避け下さい。

16歳未満の子供の片頭痛予防薬としてトパマックス 25mgを使用することはお避け下さい。

抗てんかん薬は、胎児の発達へ支障を与えたり、奇形の発生させるリスクがあるとされていますが、妊娠中の母親において使用を中断した場合、母親が母体や胎児に悪影響をあたえるてんかん発作を引き起こす可能性を高めます。 
この様な理由から、てんかん持ちの女性が妊娠を計画している場合には、事前に医師と相談する必要があります。

妊娠中の女性におけるトパマックス 25mgの使用における安全性は確立されていません。 
妊娠中のトパマックス 25mgの使用は極力避け、医師によって薬理効果が危険性を上回ると判断された場合のみ使用するようにしてください。

トパマックス 25mgの有効成分であるトピラメート(トピラマート)は母乳中に排出されることが知られています。 
授乳中の方におけるトパマックス 25mgのご使用はお避け下さい。

トパマックス 25mgは発汗作用を減少させる事が報告されており、稀に紅潮や体温の上昇の原因となります。 
体温の上昇は、トパマックス 25mgを服用している子供において特に認められています。 
このような症状の発現を避けるために、トパマックス 25mgを服用している間は、水分を良く取ることによって、体温の上昇を防ぐ事が必要とされています。

有効成分のトピラメート/トピラマートは腎臓結石の原因となる可能性があります。 
特に家族内に腎臓結石を患っている人がいる場合や、副作用として腎臓結石の形成が懸念される他薬との併用によって、その可能性は高くなります。 
水分を良く摂取することは、このような腎臓結石の形成をも阻害する作用があります。 
また、ケトン食療法として知られている、高タンパク、低炭水化物の食事は腎臓結石が形成される可能性を高めるため、トパマックス 25mgの服用中には避けるべきとされています。

トパマックス 25mgのような抗てんかん薬の服用によって、自殺願望や、衝動的な自殺行為が稀に強められ場合があります。 
そのため、服用中に、気分の変化、悲観的思考、自殺願望、及び自傷行為などが現れた場合には、ただちに医師や専門家に相談する必要があります。

極まれに、この薬は眼圧を上昇させ、閉塞隅角緑内障を発現させる場合があります。治療中(特に服用開始後の数週間)に眼の痛み、充血、視界のぼやけなどが認められた場合、ただちに医師の診断を受ける必要があります。もし眼圧の上昇が確認された場合、トパマックス 25mgの服用を中断し、眼圧を下げる治療を受ける必要があります。

トパマックス 25mgは食欲減退とそれに伴う体重減少を引き起こすため、服用中には体重を定期的に測定するする必要があります。 
服用によって体重が減りすぎたり、子供においては充分な体重の増加がみられない場合には、食事の量を増やしたり、ダイエットサプリメントが処方される場合もあります。

トパマックス 25mgを服用中に発疹、皮膚が剥がれ落ちる、そう痒、及びその他の皮膚における影響が現れた場合は医師に相談してください。

トパマックス 25mgの不定期な服用は、てんかん発作を引き起こす可能性があるため、医師の処方に従って、服用を欠かさないようにしてください。

トパマックス 25mgの服用を突然中断すると、てんかん発作や片頭痛が再発し、増悪する恐れがあります。 
中断する場合には、医師の指示に従って服用量を徐々に減らすようにしてください。

トパマックス 25mgは血液透析によって排泄されるため、血液透析療法の患者においては、透析器によって、有効成分トピラメート(トピラマート)のほとんどが除去されてしまいます。そのため、追加分の服用が必要となる場合があります。

中等度から重度の腎機能障を患っている方においては、腎臓による有効成分トピラメート/トピラマートの排泄機能が40-50%減少するとされています。 
従ってこのような患者においてはトパマックス 25mgの服用量の調整が必要となる場合があります。 
トパマックス 25mgは肝機能障害者に使用において、有効成分トピラメート(トピラマート)の排泄率を減少させる場合があるため、使用には注意が必要とされています。

トパマックス 25mgは腎臓からの炭酸水素脱水酵素を阻害するため、血清中の炭酸水素値を減少させ、腎機能障害、深刻な呼吸器障害、てんかん重責状態などの他の要因との相乗効果により高塩素血症、非アニオンギャップ、代謝性アシド―シスを引き起こすことがあります。

他の疾患で医師の診察を受ける場合、また歯科手術を含めた手術を受ける場合には、麻酔医を含めた医師にトパマックス 25mgの使用を伝えてください。

光の当たらない、乾燥した涼しい場所で、子供の手の届かないようにして保管してください。

使用期限が過ぎているものや、外装に損傷があるものの服用はお避けください。