チルスチグミン(ネオスチグミン)15mg 10錠 

460 円!! 筋肉への神経伝達を改善し、筋力を回復させる働きを持つ重症筋無力症の治療薬。

Tilstigmin 15 (Neostigmine) - 15mg (10 Tablet)

■ 10錠

460 円


ご注文数量 単価
2 以上 450 円
6 以上 440 円
11 以上 430 円
   

【現在、在庫切れとなっています】


 

有効成分

ネオスチグミン(Neostigmine)

 

製造国

インド

 

製造元

Tablets (India) Ltd.

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

1日15-375mgの範囲で服用しますが、一般的な服用量は1日10錠を数回に分けて、24時間単位で経口服用します。


商品詳細

チルスチグミン15mgは、重症筋無力症の症状を改善する経口薬です。

筋肉は、筋肉表面にあるレセプター(受容体)が神経末端から放出されたアセチルコリンという神経伝達物質を受け取ることで収縮し、活動します。ところが、何らかの原因で体が自己抗体を作り出してアセチルコリン受容体を破壊し、その結果、アセチルコリンが受容体と結合できなくなるために神経からの指令が筋肉に伝わりにくくなる自己免疫疾患を重症筋無力症と言います。 
重症筋無力症の人の約70%に胸腺腫や胸腺過形成などの胸腺の異常が見られることから、胸腺との関与が疑われていますが、はっきりした原因はいまだ解明されていません。 
日本人では10万人あたり約13人の割合で発症し、男性よりも女性の方が1.5-2倍多いとされています。また患者数は年々増え続けているとの統計があります。

主な症状は筋力の低下です。運動すると普通の人よりも筋肉が疲れやすくなりますが、休息により改善する傾向があり、また1日のうちでも午前中は調子がよく、時間が経つに従って筋力が落ちてくる日内変動がみられることもあります。さらに重症筋無力症の場合、初期症状が目に現われることが多く、例えばまぶたが下がって開かなくなる目瞼下垂、物が二重に見える複視、左右の焦点が合わなくなる斜視などの症状が現われます。 
人により、このような目の症状にのみとどまる場合もありますが(眼筋型)、さらに症状が進行すると、しゃべりにくい、鼻声になるなどの構音障害、物が飲み込みにくくなる嚥下障害などの球麻痺(まひ)型や、手足をはじめとする全身の筋力が弱まる全身型に移行することもあります。特に全身型では呼吸筋が麻痺を起こすために呼吸困難になるクリーゼ(急性増悪)になることもあるので、そうなる前にできるだけ早く医師の診察を受けることが大切です。

かつては治療不可能とされていた重症筋無力症ですが、現在では適切な治療をすることによってその約8割は症状が改善し、日常生活に戻れるとも言われています。治療方法には、原因とされている胸腺を摘出する外科的治療や血液浄化療法、薬物療法などのほか、それぞれを組み合わせて行なう併用療法もあります。

神経伝達物質のアセチルコリンは、筋肉を収縮させる働きを終えるとコリンエステラーゼという酵素の働きによって分解され、その効果を失います。
チルスチグミン15mgの有効成分であるネオスチグミンは、このコリンエステラーゼの働きを阻害してアセチルコリンを分解されなくすることでその量を増やし、結果として筋肉への神経伝達をよくさせ、筋力を回復させる働きを持つコリンエステラーゼ阻害薬です。ただし対症療法であるため、重症筋無力症そのものを治療することはできません。


副作用

チルスチグミン15mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
流涎、線維側性れん縮、腸けいれん、下痢、過敏反応、アナフィラキシー、めまい、けいれん、意識消失、眠気、頭痛、構音障害、縮瞳、視覚変化、心不整脈(徐脈、頻脈、房室ブロック、結節調律を含む)、非特異性心電図変化、心不全、失神、低血圧、口内・咽頭・気管支分泌物増加、呼吸困難、呼吸抑制、呼吸停止、気管支けいれん、発疹、じんましん、吐き気、嘔吐、鼓腸、蠕動増加、頻尿、筋けいれん、関節痛、発汗、潮紅、虚脱


特別な注意

以下の場合、チルスチグミン15mgを絶対に服用しないでください。
・チルスチグミン15mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・腹膜炎の人
・腸、尿路に器質的閉塞のある人: せん動運動を亢進させ、排尿筋を収縮させる作用があります。

【慎重服用】
・気管支喘息の人: 気管支平滑筋を収縮させることがあります。
・甲状腺機能亢進症の人: 甲状腺機能亢進症を悪化させるおそれがあります。
・冠動脈閉塞の人: 冠動脈を収縮させることがあります。
・迷走神経緊張症の人: 迷走神経興奮作用を有します。
・徐脈の人: 徐脈をさらに増強させるおそれがあります。
・消化性潰瘍の人: 胃酸分泌を促進させることがあります。
・てんかんの人: 骨格筋の緊張が高まり、けいれん症状を増強させるおそれがあります。

【警告】
・抗コリン薬と併用する場合、腸運動減少を避けるよう注意してください。

【基本的な使用上の注意】
・ネオスチグミンの過剰服用により起こる筋無力性クリーゼ(呼吸困難、唾液排出困難、チアノーゼ、全身の脱力など)とコリン作動性クリーゼ(腹痛、下痢、発汗、唾液分泌過多、縮瞳、線維束けい縮など)を見分けることは重要です。双方とも極度の筋脱力を呈しますが、治療は根本的に異なります。
・妊娠中または妊娠している可能性のある人に対する安全性は確立していないため、治療の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限り服用してください。
・授乳中の人に対する安全性は確立していないため、授乳をする場合は服用を中止、または服用する場合は授乳を中止してください。
・一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意してください。