スパン・ケー(塩化カリウム)600mg 200錠

3850 円!! 血液中のカリウム濃度の低下に伴う筋力低下、めまい、不整脈などの症状を改善するカリウム補給剤。

Span K (Potassium Chloride) - 600mg (200 Tablets)

■ 200錠

3850 円


ご注文数量 単価
2 以上 2000 円
   

数 量 :   


 

有効成分

塩化カリウム(Potassium Chloride)

 

製造国

ニュージーランド・オーストラリア市場向け

 

製造元

Healthcare Logistics

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

通常、1回1-2錠を1日2-3回服用しますが、利尿剤を使用している人は1日1-2錠の服用でも充分とされる場合があります。

服用の際は、コップ一杯の水で飲み込み、噛んだり砕いたりしないようにしてください。

商品詳細

スパン・ケー 600mgは、体内のカリウム濃度の低下に伴う低カリウム血症、およびそれに伴う諸症状の改善に用いられるカリウム補給剤です。

カリウムは、体内に一定の濃度で存在することによって、細胞・神経・筋肉などの正常な活動を維持するミネラルのひとつで、体内の水分調節、血圧の維持、神経信号の伝達、筋肉の弛緩や収縮、細胞のエネルギー生産、そして腎臓からの老廃物排泄の促進といった役割を担っています。ミネラルは体内で生合成されない栄養素であるため、食事によってその必要量を摂取することが必要とされていますが、カリウムは、野菜、イモ類、果物、そして海藻類をはじめ食品に含まれていることから、欠乏症にはなりにくく、また過剰な量は尿と共に排泄されるために過剰症の心配もほとんどないとされています。

カリウムはその98%が細胞内液に、2%が血液中に存在しています。カリウムの生理活性作用は、細胞内液に存在しているカリウムと細胞外液のナトリウムとの均衡による細胞浸透圧の調整によるものですが、この浸透圧の調整に深く関わっているのが血液中にわずかに含まれているカリウムとなります。そのため人体には日常の活動で失われ、変動した血液中カリウムの濃度を調整する能力が備わっていますが、ダイエットや極端な偏食によるカリウム摂取量の不足、利尿剤や腎疾患によるカリウム排泄量の増加、アルカローシスやインスリンの増加による血液中カリウムの細胞内への移動などによって、血液中のカリウム濃度が著しく低下してしまったような場合には、低カリウム血症が引き起こされることがあります。

低カリウム血症とは、正常であれば3.0-5.0mEq/Lの濃度を保っている血液中のカリウム濃度が、嘔吐や下痢、利尿降圧剤や副腎皮質ホルモンの長期連用、アルドステロン症やクッシング症候群など腎臓からのカリウムの排泄を増加させる病気などによって3.5mEq/L以下にまで低下した状態です。軽度であれば、脱力感、悪心、嘔吐、下痢、多尿などの症状が発現する程度ですが、血液中のカリウム濃度が3.0mEq/L未満になると筋力低下や四肢まひ、そして呼吸不全といった症状が引き起こされることもあります。

このような低カリウム血症の治療に用いられるのが、徐放性のカリウム補給剤であるスパン・ケー 600mgです。特殊なコーティングに包まれた塩化カリウムがゆっくりと浸出するため、消化管に過度な刺激を与えることなく効果的に体内に吸収されて、欠乏しているカリウムを補充し、低カリウム血症の諸症状を改善するほか、低カリウム血症に起因する代謝性アルカローシスを予防します。

ただし低カリウム血症は単なるカリウム不足だけではなく、体内のカリウム濃度を変動させる要因となる他の原因によって引き起こされていることが多いため、原因となっている疾患の治療を併せて行なうことが必要です。

副作用

スパン・ケー 600mgを使用した場合、以下の副作用が起こることがあります。これらの症状や他に気になる症状が発現し、継続するような場合には医師の診断を受けてください。

●主な副作用
吐き気や嘔吐、下痢および胃や消化管における不快感

●極稀に起こる重篤な副作用
虚脱感、徐脈や不整脈、重度の吐き気や消化管の痛み、膨満感、消化管出血

特別な注意

以下の場合は、スパン・ケー 600mgを絶対に使用しないでください。
・有効成分の塩化カリウムをはじめとしたスパン・ケー 600mgの成分に過敏症の人
・高カリウム血症の人
・やけどなど、重度な組織破壊のある人
・重篤な腎疾患、乏尿症の人
・治療されていないアジソン病(副腎機能不全)のある人
・重度の脱水症状である人
・消化管に障害物のある人

【重要な基本的注意】
・スパン・ケー 600mgの使用中に重度の嘔吐、腹痛、胸やけ、消化管出血が認められた場合には、使用をただちに中断し、医師に報告してください。
・極稀にですが、スパン・ケー 600mgのような塩化カリウム補助剤の使用による胃潰瘍や消化管潰瘍の発生が報告されています。
・高カリウム血症を発症するリスクを軽減するために、塩化カリウム補給剤とスピロノラクトン、トリアムテレン、或いはアミロリドといったカリウム保持性利尿薬との併用は避けるべきとされています。
・代謝性アシド―シスにおける高カリウム血症の治療には、塩化カリウムではなく、炭酸水素カリウムといったようなアルカリ性にする作用を持つ陰イオンを含むカリウム塩を用いるべきとされています。

慢性腎不全や肝硬変の人は高カリウム血症の発症に注意する必要があります。

医師への相談なしに、塩の代替商品を使用しないでください。

妊娠中、授乳中の女性におけるスパン・ケー 600mgの安全性は確立されていません。

処方されたとおりの用途でのみ使用し、他人と共用することはしないでください。

子供の手の届かない涼しい場所で保管してください。

使用期限を超過しているものや、外装に損傷の見られるものの使用はしないでください。