ソルビトレート10(硝酸イソソルビド)10mg 50錠

510 円!! アイトロール、ニトロール、フランドルのジェネリック
静脈と冠動脈を拡張し。心筋への血流量を増加。胸痛や胸の圧迫感などの症状を改善する狭心症の治療薬。

Sorbitrate 10 (Isosorbide Dinitrate) - 10mg (50 Tablet)

■ 50錠

510 円


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有効成分

硝酸イソソルビド(Isosorbide Dinitrate)

 

製造国

インド

 

製造元

Abbott

使用量

通常成人は1日半錠から1錠を経口服用します。


商品詳細

ソルビトレート10mgは狭心症の症状を改善する薬です。

狭心症は、動脈硬化やれん縮などが原因となって、心臓の筋肉である心筋に酸素を送っている冠動脈の血管内が狭くなり、一時的に充分な血や酸素が送られなくなることにより胸痛、胸部圧迫感などが起こる虚血性心疾患のひとつです。
主な症状として、胸部や背部から左肩、左腕にかけて起こる痛みや不快感、胸の締め付け、圧迫感などが数秒から数分程度続き、場合によっては呼吸困難、息切れ、発汗、吐き気、意識障害などが起こることもあります。狭心症においてはその痛みの場所がはっきりしないことが多いため、逆に具体的な場所が指せる場合は狭心症ではないと考えることができます。また胸以外にものど、あご、腕、ひじ、歯などが痛くなることもあるようです。

狭心症はその起こり方によっていくつかのタイプに分けることができます。
いちばん一般的なタイプは、階段の上り下り、急ぎ足、興奮したときやストレスを感じたときなどに症状が現われる労作狭心症です。発作時間は30秒から15分程度で、一過性のために安静にしていれば症状が落ち着くのが特徴です。
一方、安静にしていても起こるのが、安静狭心症とも呼ばれる自発性狭心症です。安静時だけでなく、夜間や睡眠中に発作が5-15分程度続きます。原因の約半分は、血管がけいれんのような状態を起こすことよる血流量の減少とされています。そのため、この状態がおさまれば自然と胸の痛みもなくなります。
そのほかにも、比較的軽度な発作がある程度周期的に起こる安定性狭心症、その反対に発作の起こり方や症状の程度、痛みが発生する場所などが一定でない不安定性狭心症などがあります。

狭心症の治療は、原因となる狭窄症を起こしている血管の拡張を目的とした内科治療または外科治療が行なわれるのが一般的です。
内科治療では血栓除去効果を持つ血栓溶解剤やアスピリンなどのほか、ソルビトレート10mgのように血管を拡張させる薬が使用されます。
ソルビトレート10mgの有効成分である硝酸イソソルビドは、主に血管平滑筋に作用して末梢静脈を拡張し、心臓が収縮する直前にかかる負荷である前負荷を減少させるとともに末梢動脈系を拡張し、さらに心臓収縮開始直後の負荷である後負荷を減少させることで左室壁張力を低下して心筋酸素消費量を減少させます。そのほか、左室拡張終期圧(肺毛細管圧)を低下させて心内膜側心筋への冠血流を増加し、血管のけいれんを防ぐ作用で側副血行路を増強することで、狭心症の症状を改善します。

狭心症の治療には、従来は硝酸・亜硝酸エステル系化合物が多く使用されていましたが、硝酸イソソルビドの作用発現時間、持続効果などの優秀さが発表されて以来、狭心症の症状改善薬として広く使用されるようになっています。


副作用

ソルビトレート10mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
めまい、ふらつき、動悸、血圧低下、むくみ、熱感、頭痛、頭重感、全身倦怠感、不眠、しびれ、発疹、そう痒感、腹痛、嘔気、下痢、胃もたれ、腹部膨満感、鼓腸、口内乾燥、嘔吐、食欲不振、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、CK(CPK)上昇、BUN上昇、クレアチニンの上昇、筋肉痛

極稀に起こる重篤な副作用
肝臓障害、黄だん


特別な注意

以下の場合、ソルビトレート10mgを絶対に服用しないでください。
・重篤な低血圧または心原性ショックのある人: 血管拡張作用によりさらに血圧を低下させ、症状を悪化させるおそれがあります。

・閉塞隅角緑内障の人: 眼圧を上昇させるおそれがあります。

・頭部外傷または脳出血のある人: 頭蓋内圧を上昇させるおそれがあります。

・高度な貧血のある人: 血圧低下により貧血症状(めまい、立ちくらみなど)を悪化させるおそれがあります。

・硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に対し過敏症の既往歴のある人

・ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)を服用中の人: これらの薬剤との併用により降圧作用が増強され、過度に血圧を低下させることがあります。

【慎重服用】
・低血圧の人: 血管拡張作用によりさらに血圧を低下させるおそれがあります。

・原発性肺高血圧症の人: 心拍出量が低下し、ショックを起こすおそれがあります。

・肥大型閉塞性心筋症の人: 心室内圧較差の増強をもたらし、症状を悪化させるおそれがあります。

・肝障害のある人: 副作用が発現しやすくなります。

・高齢者: ソルビトレート10mgはほかの硝酸・亜硝酸エステル系薬剤と比べて肝臓での初回通過効果を受けにくいとされていますが、一般に高齢者では肝・腎機能が低下していることが多いので、頭痛などの副作用の発現がないことを確認しながら必要に応じて低用量から服用を開始し、増量するなど慎重に服用してください。

【重要な基本的注意】
・服用に際しては、症状および経過を充分に観察し、狭心症発作が増悪するなど効果が認められない場合にはほかの療法に切り替えてください。

・硝酸・亜硝酸エステル系薬剤を使用中の人で、急に服用を中止したとき症状が悪化した症例が報告されているので、休薬を要する場合には他剤との併用下で徐々に服用量を減じてください。また医師の指示なしに使用を中止しないでください。

・過度の血圧低下が起こった場合には、服用を中止し、下肢の挙上あるいは昇圧剤の使用など、適切な処置を行なってください。

・起立性低血圧を起こすことがあるので注意してください。

・服用開始時には、ほかの硝酸・亜硝酸エステル系薬剤と同様に血管拡張作用による頭痛などの副作用を起こすことがあります。このような場合には鎮痛剤を服用するか、減量または服用を中止するなど適切な処置を行なってください。
また、これらの副作用のために注意力、集中力、反射運動能力などの低下が起こることがあるので、このような場合には、自動車の運転などの危険を伴う機械の操作に従事しないように注意してください。

・ソルビトレート10mgとホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を低下させることがあるので、服用前にこれらの薬剤を服用していないことを充分に確認してください。
またソルビトレート10mg服用中および服用後においてこれらの薬剤を服用しないよう充分に注意してください。

【効果・効能に関連する使用上の注意】
・ソルビトレート10mgは狭心症の発作寛解を目的とした治療には不適であるので、この目的のためには速効性の硝酸・亜硝酸エステル系薬剤を使用してください。

【その他の注意】
・ソルビトレート10mgの使用中に、ソルビトレート10mgまたはほかの硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に対し、耐薬性を生じ、作用が減弱することがあります。
なお、休薬時間を置くことにより、耐薬性が軽減できたとの報告があります。

・類似化合物(硝酸イソソルビド)の服用によって、メトヘモグロビン血症が現われたとの報告があります。

妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

授乳中の人の服用は避けることが望ましいとされていますが、やむを得ず服用する場合は授乳を避けてください。

低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。