16000 円!! たんぱく質の合成を阻害し、エイズウイルスの増殖を防ぐプロテアーゼ阻害薬HIV感染症のHAART療法に用いられるロピナビル(Lopinavir)と有効成分リトナビル(Ritonavir)が含まれたお薬です。
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Lopimune (Lopinavir/Ritonavir) - 200mg/50mg (60 Tablets)
■ 60錠
16000 円
【現在、在庫切れとなっています】
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有効成分
ロピナビル(Lopinavir)
リトナビル(Ritonavir)
製造国
インド
製造元
Cipla
使用量
医師の指示に従って1回2錠(1錠あたりロピナビルとして200mg、リトナビルとして50mg)を1日に2回、もしくは1回4錠を1日に1回服用してください。
ただし1回4錠の場合でもロピナビルの血中濃度を低下させるようなお薬を併用している場合は、1日に2回服用する必要があります。
体重が40kg以上ある小児の場合は、1回2錠を1日に2回服用します。食事に関係なく服用して問題ありません。
商品詳細
ロピミューンは抗HIV薬であるロピナビルとリトナビルを配合した合剤です。ロピナビルもリトナビルもヒト免疫不全ウイルスに対してプロテアーゼ活性を阻害することで、ウイルスの働きを抑えます。プロテアーゼとはヒト免疫不全ウイルスが増殖するために必要な酵素のことです。そのためプロテアーゼを阻害することでヒト免疫不全ウイルスの働きを抑えられるのです。
HIVとはヒト免疫不全ウイルスのことで、人間の免疫機能を担うCD4リンパ球に感染します。感染が進んで免疫機能がうまく働かなくなると、時としてエイズを発症します。そのためヒト免疫不全ウイルスへの感染がわかった段階でなるべく早く、ウイルスの活性を抑える治療を始めなければなりません。
ロピミューンにはロピナビルとリトナビルが4対1の割合で配合されています。もともとロピナビルはリトナビルと比べて約10倍にも及ぶ抗ウイルス作用をもつことが特徴です。しかしロピナビルは、お薬を代謝する酵素であるチトクロームP450によっていとも簡単に代謝されてしまいます。これではいくら効果の高いロピナビルを使っても意味がありません。
そこでロピナビルが代謝されてしまうのを防ぐことを目的としてリトナビルを配合しました。リトナビルはロピナビルを代謝する酵素の働きを抑えることができるのです。またロピナビルとリトナビルを同時に配合することで、リトナビルで起こりやすい副作用も軽減されています。
カレトラ配合錠を使った臨床試験では、逆転写酵素阻害薬と併用することでヒト免疫不全ウイルスのRNAを減らし、CD4リンパ球を増加させることに成功しましたロピミューンは単剤でもHIVの治療に用いられていますが、このように逆転写酵素阻害薬と併用する方法も認められています。実際にジドブジンやラミブジンといった逆転写酵素阻害薬と併用することで治療効果を上げられることがわかっているのです。
ロピミューンは、これまでに抗HIV薬を使ったことがある方にも、また初めて使う方にも効果が認められています。いずれの場合でもヒト免疫不全ウイルスのRNAの減少とCD4リンパ球数の増加が認められました。またすでにRNAの数が増え、CD4リンパ球数が減少している患者にも効果を発揮します。カレトラ配合錠の臨床試験では、服用したすべての患
長期間にわたって投与しても抗HIV活性が低下しないことも特徴です。カレトラ配合錠を使った臨床試験では、長期間の投与でも安定してウイルスに対する効果を発揮しています。
インフルエンザの治療薬・タミフルの有効成分オセルタミビル(Oseltamivir)とロピミューンの二つの有効成分ロピナビル(Lopinavir)と有効成分リトナビル(Ritonavir)を混合で投与したところ、新型コロナウイルスの症状の劇的改善がみられたとタイ保健省が発表しました。(2020年2月2日付)ヤフーニュースは→こちら←
特別な注意
【禁忌】
次に該当する方はロピミューンを使用できません。
・ロピミューンに配合されている成分に過敏症の既往歴をもつ方
・次に挙げる薬剤を服用している方
ピモジド、エルゴタミン酒石酸塩、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、エルゴメトリンマレイン酸塩、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩、ミダゾラム、トリアゾラム、バルデナフィル塩酸塩水和物、シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)、タダラフィル(アドシルカ)、ブロナンセリン、アゼルニジピン、リバーロキサバン、ロミタピドメシル酸塩、リオシグアト、ボリコナゾール、グラゾプレビル水和物
・腎機能や肝機能に障害がある方のうち、コルヒチンを使って治療をしている方
【慎重服用】
次に該当する方は、慎重な服用が必要です。
・肝機能障害がある方
ロピミューンは肝臓で代謝される医薬品のため、肝機能障害がある方が服用すると高い血中濃度が持続する可能性があります。
・血友病や著しい出血傾向がある方
ロピミューンに含まれている成分によって突発性の出血性関節症などを起こす可能性があります。
・器質的な心疾患や心伝導障害がある方
PR間隔が延長する可能性があります。
・ベラパミル塩酸塩やアタザナビル硫酸塩などを服用している方
PR間隔が延長する可能性があります。
【妊婦・授乳婦など】
妊娠中や妊娠の可能性がある方は、ロピミューンを服用する有益性が危険性を上回ると判断できる場合のみ服用してください。
ロピナビルが乳汁中へ移行することが確認されています。そのため授乳中の方はロピミューンを服用しないでください。
【高齢者】
高齢者が使用することに関して、安全性はまだ確立されていません。そのため生理機能の低下や合併症に注意しながら服用する必要があります。
【小児】
6か月未満の小児がロピミューンを服用して安全かどうかはまだ確立されていません。また12歳未満の患者へはまだ使用経験が少ない状況です。使用の際は十分に注意してください。
以下の副作用が起こることがあります。
【重大な副作用】
高血糖、糖尿病、膵炎、出血傾向、肝機能障害、徐脈性不整脈、中毒性表皮壊死融解症
【その他の副作用】
頭痛、下痢、嘔気、腹痛、嘔吐、便秘、口内炎、食道炎、黄疸、貧血、筋肉痛、関節痛、血小板減少、好中球減少、胃潰瘍、痔核、直腸出血など