フルタイド アキュヘラ- 50mcg (60回分)

1900 円!! 【販売終了】【有効成分:プロピオン酸フルチカゾン/フルチカゾンプロピオン酸エステル】
気管支の炎症を抑制し、気道を確保する作用で症状の良好な状態を維持する、吸引式ドライパウダーの長期治療薬。

Flixotide Accuhaler (Fluticasone Propionate) - 50mcg (60 Doses)

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有効成分

プロピオン酸フルチカゾン/フルチカゾンプロピオン酸エステル(Fluticasone Propionate)

 

製造国

イギリス

 

製造元

GlaxoSmithKline

使用量

大人・16歳以上: 
〈軽症〉通常100mcgを1日2回吸引 します。
〈中程度~重症〉通常250~500mcgを1日2回吸引します。ただし1回の吸引量の上限は1000mcgとします。

4歳以上~16歳未満:通常50mcgを1日2回吸引します。ただし1回の吸引量の上限は200マイクログラムとします。

別商品のフルタイド・アキュヘラー250mcgを16歳以下の子供に使用することは推奨されていません。

1回の吸引量は医師に指示された量を必ず守ってください。 

【アキュヘラーの使い方(取扱書参照)】 
1: 外側のケースを片手で持ち、もう一方の手の親指をグリップに置きます。グリップをカチッと言う音がするまで回すと吸入口部分の穴が開きます。 
2: 吸入口部分を手前に向けて片手で持ち、アキュヘラ-のレバーをカチッという音がするまで回します。これで吸入される量が吸入口部分に充填されます。 
レバーが引き戻されるたびにケースの中のブリスター包装が開けられ、吸入酸剤が吸入口部分に充填されます。レバーを動かす度にブリスター包装が開けられてしまうので、吸引しない時にはレバーを動かさないようにしてください。 
3: アキュヘラーを口元へ近づけ、息を完全に吐き出します。 
4: 吸入口部分を唇でくわえます。ゆっくりと深く息を口から吸い込みます。アキュヘラーを口からはずし、できるだけ長く息を止めます。その後ゆっくりと息を吐き出します。 
5: アキュヘラーを閉めるには、グリップをカチッという音がするまで手前に回します。レバーが元の位置に戻り、次回の使用のためにリセットされます。

【吸引後】 
アキュヘラー使用後に、薬が口やのどに残り軽度の不快感を残すことがあります。その場合は、アキュヘラー使用後にうがいをしてください。

【保管】 
直射日光や熱を避けて30℃以下の場所で保管してください。 
湿気を避けて保管して下さい。 
フルタイドを汚水やごみと一緒に捨てないで下さい。

【クリーニング】 
アキュヘラーの吸引口部を乾いたティッシュで拭いて清潔に保ってください。


商品詳細

フルタイド・アキュヘラー 50mcgはプロピオン酸フルチカゾンという糖質コルチコイドを有効成分とした吸入タイプの副腎皮質ステロイド剤です。

有効成分のプロピオン酸フルチカゾンは抗炎症たんぱく質の生成を促進する一方で、炎症促進性たんぱく質の生成を抑制するという二通りの機能によって気管支の炎症を効果的に制御します。 
そのため過剰炎症によって引き起こされている気管支喘息長期管理薬(コントローラー)として一般的に使用されています。

気管支喘息とはアレルゲンや刺激に対する細胞の免疫機能によって引き起こされる慢性的可逆性気道閉塞性で、発作時の喘鳴と呼吸苦を特徴とする疾患です。 
日本での有病率は人口の約3~5%、世界中では約3億人が罹患者であるとされ、その数は年々増加しています。 
症状が現れない平常時と激しい発作時の2つの状態が存在し、激しい発作時には、呼吸困難、喘鳴、胸が締め付けられるなどの症状が現れます。

喘息の発作時には気道細胞の炎症によって気道平滑筋が緊縮し、それによる可逆性気道閉塞のために呼吸困難が起こります。重篤な発作になると命に関わるケースもあるため、従来の治療では発作症状を抑えて気道を確保することが第一とされ、発作時の気管支拡張薬の投与や発作を起こすアレルゲンの除去に重点がおかれていました。

しかし近年の研究により気管支喘息の発作の原因が患者のアレルゲン吸入反応による慢性的な気道炎症によるものであることが判明したため、平常時における気道過敏性による過剰炎症を抑制し、その抑制状態を維持していくことが喘息治療において重要であるとされるようになりました。

喘息発作時においては気道確保のために気道拡張の強さ、即効性、そして副作用の少ない治療薬として吸引タイプのβ2受容体刺激薬やテオフィリン剤などが発作時治療薬(レリーバー)として広く用いられています。 
これらのレリーバー薬は発作症状を軽減する目的でのみ用いられており、喘息そのものを改善するものではありません。

長期管理薬(コントローラー)は慢性化している気道炎症の抑制により、炎症を起こす要因となる気道過敏性を改善することにあります。 
また、気道の過剰炎症が抑制された状態を維持にすることによって喘息発作の予防が可能になり、気道過敏性が改善されることによって発作時の症状を軽減するなど長期間に渡っての病状のコントロールが目的となります。 
喘息治療においてはこのような長期管理薬(コントローラー)と発作治療薬(リリーバー)の使い分けが必要不可欠となっています。

フルタイド・アキュヘラー 50mcgの有効成分のプロピオン酸フルチカゾンには細胞免疫の抑制と抗炎症作用という二つの異なる作用があります。

プロピオン酸フルチカゾンは細胞増殖を促す因子を制御したり、アポトーシスという細胞死滅機能を引き起こして免疫機能細胞の増殖を抑制します。その結果免疫機能細胞から生成される抗体が減少し、過敏反応する免疫機能が制御されることになります。

またプロピオン酸フルチカゾンは生体機能を調節するエイコサノイドという物質の生成を阻害します。阻害することによってエイコサノイドの一種であり、気管支喘息の炎症の起因であるロイコトリエンによってもたらされる気道狭窄、粘液の分泌と蓄積、気管支閉塞、気道の炎症細胞の浸潤といったさまざまな白血球細胞の炎症現象が抑制されるようになります。 
同時にそのような炎症を促進するプロスタグランジンを作り出すシクロオキシゲナーゼといった酵素も阻害されるため、気管支喘息の炎症に対して優れた抗炎症作用を発揮します。


副作用

フルタイド・アキュヘラー 50mcgの副作用としては次のようなものがあります。 
アレルギー反応症状:喘鳴、唇、顔およびのどのむくみ、呼吸苦、息切れ、湿疹など 
口腔、咽喉頭:不快、むせ、疼痛、刺激感、違和感、嗄声、カンジタ、味覚異常、咳、口内乾燥など 
消化器系:悪心、腹痛 
精神神経系:不安、睡眠障害、興奮(子供) 
その他:むくみ、高血糖、気管支れん縮、高血糖など 
上記の症状が認められた場合は医師に相談してください。


特別な注意

有効成分であるプロピオン酸フルチカゾン、ラクトース、牛乳たんぱく質にアレルギーの方はフルタイド・アキュヘラー 50mcgを使用しないで下さい。アレルギー症状については『副作用』の項目を参照して下さい。

感染症の患者、糖尿病患者はフルタイド・アキュヘラー 50mcgの使用によって病状が悪化する恐れがあります

フルタイド・アキュヘラー 50mcgは気管支喘息の長期治療薬(コントローラ)です。急性の発作に対しては使用してはいけません。

フルタイド・アキュヘラー 50mcg以外の経口及び吸引タイプのステロイド剤を服用している方は、フルタイド・アキュヘラー 50mcg使用前に医師に相談して下さい。

以前にフルタイド・アキュヘラー50mcg以外の気管支喘息治療薬の使用を中断した既歴のある方は、使用前に医師に相談してください。

食品、染料、保存料、薬などに対してアレルギーの方はフルタイド・アキュヘラー50mcg使用前に医師に相談して下さい。

医師の指示がない限り、フルタイド・アキュヘラー 50mcgの使用をやめないでください。また使用をやめる時は吸引量を徐々に減らしていく必要があります。

肺結核性疾患の患者は、フルタイド・アキュヘラー 50mcgの使用によって症状が悪化することがあります。

ほかの薬を服用する前に、医師または薬剤師にフルタイド・アキュヘラー 50mcgを使用していることを伝えてください。

フルタイド・アキュヘラー 50mcgを他人と共用しないでください。

妊婦、あるいは妊娠の可能性がある方は、フルタイド・アキュヘラー 50mcgの使用は極力避け、薬効が危険性を上回ると医師に判断された場合以外の使用はしないでください。

プロピオン酸フルチカゾンは母乳を介して乳幼児に摂取されると考えられています。そのため授乳中の女性はフルタイド・アキュヘラー 50mcgの使用を極力避け、薬効が危険性を上回ると医師に判断された場合以外の使用はしないでください。

高齢者は生理機能が低下しているため、フルタイド・アキュヘラー 50mcgの吸入量を調整する必要がある場合があります。

フルタイド・アキュヘラー 50mcgを使用後、突如呼吸苦を感じた場合、吸引タイプの発作治療薬(リリーバー)が必要となります。リリーバーの効力が減少したと感じられる場合は早急に医師に相談してください。