5400 円!! 1錠でHIVの多剤併用療法(HAART)を実現し、HIV感染症の進行を強力に抑制する画期的な治療薬。
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Duovir N (Lamivudine/Zidovudine/Nevirapine) - 150mg/300mg/200mg (30 Tablet)
■ 30錠
5400 円
数 量 :
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有効成分
ラミブジン(Lamivudine)
ネビラピン(Nevirapine)
ジドブジン/アジドチミジン(Zidovudine)
製造国
インド
製造元
Cipla
使用量
下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。
通常、成人は1回1錠を1日2回経口服用します。
1日1回200mgの初期導入量を2週間服用することが推奨されているため、ネビラピンによる治療を開始したばかりの人は服用しないでください。
過敏症状(発疹、肝機能検査値異常など)が現われない場合は、この初期導入量に続き、維持量として1回200mgを1日2回に増量することがあります。
デュオビル・エヌは有効成分量の調製ができないため、含有成分量以外の分量が必要な人は服用しないでください。
商品詳細
デュオビル・エヌは、通常HIV治療に使用される3種類の成分を1錠に配合した薬です。
HIV感染症の治療は、薬剤耐性ウイルスの出現や、多くの副作用による忍容性低下の問題がいまだに解決されていませんが、90年代後半に、核酸系逆転写酵素阻害剤、非核酸系逆転写酵素阻害剤、およびプロテアーゼ阻害剤の3系統の薬剤を組み合わせた多剤併用療法(HAART)が確立したことにより、HIV感染者の生命予後は大きく改善しました。
多剤治療においては、初回治療として「非ヌクレオシド系(非核酸系)逆転写酵素阻害薬+ヌクレオシド系(核酸系)逆転写酵素阻害薬」または「プロテアーゼ阻害薬+核酸系逆転写酵素阻害薬」のいずれかを選択しますが、デュオビル・エヌの有効成分のうちジドブジンおよびラミブジンはヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬、またネビラピンは非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬に属します。
一般にウイルスは、DNA(デオキシリボ核酸)がDNAをコピーすることで増殖していきます。ところがHIVウイルスでは遺伝子にRNA(リボ核酸)しか持っていないため、逆転写酵素と呼ばれる酵素がRNAに働きかけることでDNAを合成し、増殖をします。この逆転写酵素の作用を阻害し、HIVウイルスの増殖を阻止する薬を逆転写酵素阻害薬と言いますが、その機序によりヌクレオシド系と非ヌクレオシド系に分けることができます。
ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬は核酸と似た構造を持っているため、ウイルスが逆転写をする際に、伸長途中のDNAが正常な核酸と間違えて結合します。ところが、その性質は核酸とは異なることからウイルスはそれ以上伸長することができず、ウイルスのDNA合成が中断される結果として、HIVウイルスは増殖ができなくなります。
これに対しネビラピンが属する非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬は、逆転写酵素に直接結合してその立体構造を変えてしまうことでRNAからDNAへの変換を抑制し、増殖を阻害します。
ネビラピンは強力な逆転写酵素阻害作用を持つとされていますが、短期的使用では効果が認められたものの、単剤使用においてはエイズウイルスが数週間で耐性を獲得するうえに、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬とも完全な交叉耐性を示してしまうという欠点が臨床試験中に発見されたため、長期的な使用に対する効果が問題視されていました。
しかしその後の研究により、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬と併用することで相加あるいは相乗効果がみられたことから、特定薬剤との併用によるエイズ治療薬としての承認を受けたという経緯があります。
さらに、長期併用投与例では充分な効果が持続するだけでなく、血中半減期が長いため1日の服用量も少なくて済み、食事の影響も受けないという特長もあります。
デュオビル・エヌは、この強力な効果を持つネビラピンと、ほかのヌクレオシド系逆転写酵素阻害成分を配合したことで、HIVウイルス増殖抑制に対してより大きな効果が期待できる薬です。
副作用
デュオビル・エヌを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。
主な副作用
・ラミブジンとして
すい炎、乳酸アシドーシス、肝炎、肝不全、下痢、不快感、倦怠感、頭痛、吐き気、嘔吐、腹痛、末梢性ニューロパシー、関節痛、筋肉痛、皮膚発疹、そう痒、一過性好中球減少症、血小板減少症、一時的な肝酵素・ビリルビン値上昇
・ジドブジンとして
貧血、血小板減少症、ビリルビン値上昇、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、筋肉痛、不眠症、めまい、知覚障害、呼吸困難、発疹、不快感、胃腸痛、消化不良、味覚倒錯
・ネビラピンとして
発疹、肝酵素値上昇、過敏反応
特別な注意
以下の場合、デュオビル・エヌを絶対に服用しないでください。
・デュオビル・エヌの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・ネビラピンによる治療を開始し始めた人: 発疹と過敏症進行の発現を減少させるため、導入量としてネビラピン200mgを1日1回服用してください。その後、ネビラピンに対する忍容性が出現したらデュオビル・エヌに切り替えます。
・乳酸アシドーシス、脂肪症を伴う重篤な肝腫大: ヌクレオシドアナログ抗レトロウイルス類似体の単剤またはスタブジンやラミブジンなどとの併用により、致命的な乳酸アシドーシス、脂肪症を伴う重篤な肝腫大が報告されています。その大多数が女性で、肥満および長期のヌクレオシド露光が危険因子であると考えられています。特に肝臓疾患のある人を含め、肝臓疾患のない人でも発現が認められているため、ジドブジンとラミブジンを服用する際は注意してください。例えアミノトランスフェラーゼの亢進が見られない場合でも、乳酸アシドーシスや肝毒性(肝腫大および脂肪症を含む)疑いがある場合は治療を中止してください。
・骨髄抑制: 顆粒球数(<1000細胞/立方ミリ、または赤血球<9.5g/dl)により骨髄抑制が認められている人は、デュオビル・エヌを注意して服用してください。
・筋疾患: ジドブジンの長期服用により、HIV疾患により引き起こされるのと類似した病的変化を伴う筋疾患および筋炎が起こることがあるため、デュオビル・エヌの服用でも同様の症状が現われるおそれがあります。
・B型肝炎を併発しているHIVの人: 臨床試験において、B型肝炎による慢性肝疾患を伴うHIVの人は、ラミブジンの服用中止の際に臨床的または実験的に肝炎を再発することがあるとの報告があります。非代償性肝疾患の場合では、さらに重篤になるおそれがあります。
・過敏反応: スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮剥離症(TEN)など重篤で致命的な皮膚反応の発現のほか、発疹、体質的所見、臓器機能不全などを特徴とする過敏症がネビラピンの服用において報告されています。重篤な皮膚反応の兆候や過敏反応症状(重度の発疹または発熱を伴う発疹、水ぶくれ、口腔病変、結膜炎、顔のむくみ、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感、著しい肝異常など)が進行している人は、ただちにネビラピンの服用を中止してください。ネビラピン治療の際は、発疹出現の頻度を抑えるため1日200mg(小児は4mg/kg)を14日間服用する導入期を含めてください。導入期中に発疹が見られた場合は、発疹が解決するまでデュオビル・エヌの増量および服用はしないでください。
・ネビラピンの服用による治療で、劇症肝炎(高ビリルビン血症を伴う、または伴わないトランスアミナーゼの上昇、部分トロンボプランスチン時間の延長、好酸球増多など)を含む重篤な、または致命的な肝毒性が発生しています。治療開始後数週間で発現している場合もあれば、発疹を伴う場合もあります。中等度または重度のALTまたはAST異常のある人は、これらの基礎値が元に戻るまではネビラピンの服用を中止してください。再服用中により肝機能異常が再発した場合は、ネビラピンの服用を完全に中止してください。特にネビラピン治療開始後6ヵ月間は、ALTおよびASTの観察をすることが強く推奨されています。
・腎機能障害: クレアチニンクリアランス値が50ml/分以下の人は、ジドブジンおよびラミブジンの服用量を減量してください。腎機能障害のある人では、ネビラピンの薬物動態が評価されていないため、この場合はデュオビル・エヌを服用しないでください。
・妊婦: 妊婦および妊娠している可能性のある人は、治療による利益が危険性を上回る場合に限り服用してください。
・授乳婦: 授乳中はデュオビル・エヌを服用しないのが好ましいとされています。
・小児: 小児は服用しないでください。