ジルゼム(塩酸ジルチアゼム)30mg 100錠

1250 円!! ヘルベッサーのジェネリック
労作狭心症および安静狭心症の治療薬。冠動脈のけいれんを抑える効果も。

Dilzem (Diltiazem Hydrochloride) - 30mg (100 Tablets)

■ 100錠

1250 円


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有効成分

塩酸ジルチアゼム(Diltiazem Hydrochloride)

 

製造国

ニュージーランド

 

製造元

Douglas Pharmaceuticals Ltd.

使用量

通常は、1日3-4錠を分割経口服用します。


商品詳細

ジルゼム30mgは、中等度から重度のアテローム性冠動脈疾患や冠動脈れん縮が原因で起こる狭心症の治療薬です。

冠動脈は、心臓の筋肉に酸素と栄養を与えている血管で、心臓を取り囲むように走っています。ところが長い年月の間に、アテロームと呼ばれる脂肪やコレステロールなどのドロドロした物質が動脈内に付着し、蓄積していくことで冠動脈の血管内が狭くなることがあります。これにより、一時的に充分な血や酸素が心臓に送られなくなり、胸痛、胸部圧迫感などを伴う虚血性心疾患を、アテローム性冠動脈疾患と呼びます。
また、この冠動脈がけいれんを起こした状態が冠動脈れん縮で、血液の通り道が急激に細くなるために一時的に血流が悪くなります。

このように動脈硬化やれん縮などにより、心臓に充分な血液と酸素が送られなくなることが原因となって起こるのが狭心症です。胸部や背部から左肩、左腕にかけて生じる痛みや不快感、胸の締め付け、圧迫感などを主症状とし、場合によっては呼吸困難、息切れ、発汗、吐き気、意識障害などのほか、のど、あご、腕、ひじ、歯などが痛くなることもあるようです。

狭心症は、その起こり方によっていくつかのタイプに分けることができます。
いちばん一般的なタイプは、階段の上り下り、急ぎ足、興奮したときやストレスを感じたときなどに症状が現われる労作狭心症です。発作時間は30秒から15分程度で、一過性のために安静にしていれば症状が落ち着くのが特徴です。
一方、安静にしていても起こるのが、安静狭心症とも呼ばれる自発性狭心症です。安静時だけでなく、夜間や睡眠中に発作が5-15分程度続きます。原因の約半分は、血管がけいれんのような状態を起こすことよる血流量の減少とされています。そのため、この状態がおさまれば自然と胸の痛みもなくなります。
そのほかにも、比較的軽度な発作がある程度周期的に起こる安定性狭心症、その反対に発作の起こり方や症状の程度、痛みが発生する場所などが一定でない不安定性狭心症などがあります。

狭心症の治療は、狭窄症を起こしている血管の拡張を目的とした内科治療、または外科治療が行なわれるのが一般的です。内科治療では血栓除去効果を持つ血栓溶解剤やアスピリンなどのほか、ジルゼム30mgのように血管を拡張させる薬が使用されます。

血管壁の細胞にカルシウムイオンが流入すると、血管が収縮し血圧が上がりますが、ジルゼム30mgの有効成分であるジルチアゼムはこの作用を抑制することで血管を拡げて肝不全の症状を改善し、末梢血管を拡張する作用により血圧を下げる働きをします。
特に冠動脈拡張作用と冠れん縮の防止効果が優れており、また心拍数の低下作用を持ち、心筋酸素消費量を抑制することから、労作狭心症および安静狭心症のいずれに対しても効果を発揮するのが特長です。


副作用

ジルゼム30mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
徐脈、房室ブロック、顔面潮紅、めまい、洞停止、血圧低下、動悸、胸痛、むくみ、洞房ブロック、倦怠感、頭痛、頭重感、こむらがえり、脱力感、眠気、不眠、パーキンソン様症状、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、黄だん、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、肝種大、発疹、そう痒、多形性紅斑様皮疹、じんましん、光線過敏症、膿疱、胃部不快感、便秘、腹痛、胸やけ、食欲不振、吐き気、軟便、下痢、口渇、血小板減少、白血球減少、歯肉肥厚、女性化乳房、しびれ

●極稀に起こる重篤な副作用
完全房室ブロック、高度徐脈(初期症状:徐脈、めまい、ふらつきなど)、うっ血性心不全、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、急性汎発生発疹性膿疱症、肝機能障害、黄だん


特別な注意

以下の場合、ジルゼム30mgを絶対に服用しないでください。
・重篤なうっ血性心不全の人: 心不全症状を悪化させるおそれがあります。
・II度以上の房室ブロック、洞不全症候群(持続性の洞性徐脈、洞停止、洞房ブロックなど)のある人: ジルゼム30mgの心刺激生成抑制作用、心伝導抑制作用が過度に現われるおそれがあります。
・ジルゼム30mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・妊婦または妊娠している可能性のある人

【慎重服用】
・うっ血性心不全の人: 心不全症状を悪化させるおそれがあります。
・高度の徐脈(50拍/分未満)またはI度の房室ブロックのある人: ジルゼム30mgの心刺激生成抑制作用、心伝導抑制作用が過度に現われるおそれがあります。
・過度に血圧の低い人: 血圧をさらに低下させるおそれがあります。
・重篤な肝・腎機能障害のある人: 薬物の代謝、排泄が遅延し、作用が増強するおそれがあります。

【重要な基本的注意】
・カルシウム拮抗剤の使用を急に中止したとき、病状が悪化した症例が報告されているので、ジルゼム30mgの休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を充分に行なってください。また医師の指示なしに服薬を中止しないように注意してください。
・降圧作用に基づくめまいなどが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
・ほかの抗不整脈薬(リン酸ジソピラミド)でテルフェナジンとの併用によりQT延長、心室性不整脈を起こしたとの報告があります。

一般に高齢者では過度の降圧は好ましくないとされていることから、高齢者に使用する場合は、低用量から服用を開始するなど状態を充分観察しながら慎重に使用するのが望ましいとされています。

妊婦または妊娠している可能性の人は服用しないでください。

授乳中の人の服用は避けることが望ましいですが、やむを得ず服用する場合は授乳を避けてください。

小児などに対する安全性は確立していません。