900 円!! マイルドな鎮静作用と意欲亢進作用で感情の調整や不安の鎮静にすぐれた三環系抗つ剤。
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Clonil (Clomipramine) - 50mg (10 Tablets)
■ 10錠
900 円
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有効成分
塩酸クロミプラミン(Clomipramine Hydrochloride)
製造国
インド
製造元
Intas Pharmaceuticals Ltd.
使用量
下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。
●初期治療/服用量の調整(大人)
通常、1日25mgから経口服用を開始し、最初の2週間以内に約100mgまで増量していきます。
初期滴定中、胃腸の副作用を減少させるため食事と共に分割服用します。
その後数週間をかけて徐々に服用量を増やし、最終的に1日最大250mgまで増量します。
滴定後、1日の服用量を就寝前に1回にまとめて服用するようにします。
●初期治療/服用量の調整(子どもおよび高齢者)
通常、1日25mgから経口服用を開始し、最初の2週間以内に3mg/kgまたは100mgのいずれか少ない量まで増量していきます。
その際、胃腸の副作用を減少させるため食事と共に分割服用します。
その後数週間をかけて徐々に服用量を増やし、最終的に1日最大3mg/kgまたは250mgのいずれか少ない量まで増量します。
滴定後、1日の服用量を就寝前に1回にまとめて服用するようにします。
商品詳細
クローニル50mgは、うつ病および慢性痛、遺尿症の治療薬です。
特に強迫(性)障害(OCD)、引きこもりを伴う/伴わないパニック発作に対して効果を現わします。
強迫障害は精神障害のひとつで、不要な考えが頭に繰り返し起こる「強迫観念」と、それを打ち消すために行なわれる「強迫行為(強迫儀式)」の両方が存在して初めて強迫障害と診断されます。
強迫観念は、ある特定の考えやイメージが強迫的に、何度も頭の中に繰り返し浮かぶことで、例えば、
・食べ物が汚染されているかも…
・トイレや電車のつり革からばい菌が移るかも…
といった「潔癖」に関することのほかにも、
・家の鍵をかけ忘れたかも…
・ガスにやかんをかけっぱなしだったかも…
・今読んでいる本の中の何行かを読み飛ばしたかも…
などの「不安感」、さらに
・行動を起こすときに、必ず自分で決まった順序で行なわないと落ち着かない
・本がすべて「あいうえお」順でないと気が済まない
・左右対称でないと気になる
・4や9といった数字が不吉に思え、それを避けて行動する
・いつか人を傷つけるのではないか
・あるイメージや言葉、音楽、数字などが頭から離れない
といったことが挙げられます。
またその強迫観念を打ち消すために必要以上に手や衣服を洗う、何度も家に戻って鍵をかけたかどうか確認する、外出中に何が起こるか不安なために外出できない、などの「強迫行動」を起こします。
パニック障害はアメリカでは100人に3人の割合で発症し、日本でもほぼ同率で発症していると言われており、近年ではあまり珍しくない病気です。
その症状は、突然今にも死にそうな動悸や息苦しさ、めまい、吐き気、手足のふるえなどが起こることに始まります。
しかし病院で精密検査を受けても何の異常も見つからず、さらに、この発作がまたいつ起こるのかという不安が付きまとうようになり、人の集まる場所や発作が起きた場合に逃げられないような場所を避けるようになる「広場恐怖症」が起こり、その結果として外に出ることができなくなるなど、社会生活に支障をきたすようになります。
強迫障害もパニック障害も今のところはっきりした原因はわかっていませんが、これらの症状改善にすぐれた効果を現わしているのがクローニル50mgの主要成分である塩酸クロミプラミンです。
塩酸クロミプラミンは1960年代にスイスで開発された第一世代の三環系抗うつ剤に属し、脳内のセロトニンやノルアドレナリンといったモノアミン神経伝達物質が神経細胞内に再吸収(再取り込み)されるのを阻害します。
脳内の神経伝達物質はニューロン(神経細胞)から放出され、受容体と呼ばれる細胞膜上に存在しているタンパク質と結合することによって初めて作用しますが、受容体と結合しなかったものはトランスポーターと呼ばれる部分から再利用のために神経細胞内に取り込まれ(吸収されて)しまいます。
塩酸クロミプラミンはモノアミンを再取り込みするトランスポーターを特異的に阻害することにより脳内における神経伝達物質の減少やバランスの崩れを抑制することによって、強迫障害やパニック障害発症の発現を抑える作用があるとされています。
また、塩酸クロミプラミンが属する三環系抗うつ剤には「抗コリン作用」という副作用を伴います。
抗コリン作用は神経と神経、また神経と筋肉の間で情報を伝達する役割をするアセチルコリンという神経伝達物質の働きを阻害する作用のことで、主な症状として排尿困難、便秘、眠気、めまい、血圧低下などがあります。
この排尿困難の副作用を逆手に取って、クローニル50mgは遺尿症の治療にも使用されています。
遺尿症はぼうこう括約筋の機能低下や排尿に関する神経に異常が起こり、尿が無意識に漏れてしまう症状で大人では中高年の神経過敏な女性や前立腺肥大症の男性に多くみられます。夜尿症(おねしょ)も遺尿症の一種です。
副作用
クローニル50mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。
●主な副作用
起立性低血圧、心電図異常(QT延長など)、頻脈、不整脈、心ブロック、血圧上昇、血圧降下、動悸、眠気、知覚異常、幻覚、せん妄、精神錯乱、攻撃的反応、激越、悪夢、抑うつ悪化、記憶障害、離人症、ミオクロヌス、意識障害、錐体外路障害(パーキンソン症状、ふるえ、アカシジアなど)、そう状態、不眠、あくび、性機能障害、言語障害、不安、集中力欠如、運動失調、口渇、眼内圧亢進、緑内障、尿閉、排尿困難、視調節障害(散瞳など)、便秘、光線過敏症、脱毛、発疹、そう痒感、白血球減少、血小板減少、紫斑、点状出血、好酸球増多、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、味覚異常、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、プロラクチンの分泌促進、乳房肥大、乳汁漏出、体重増加、口周部などの不随意運動、ふらつき、めまい、食欲亢進、むくみ、倦怠感、脱力感、頭痛、発汗、異常高熱、熟感
●極稀に起こる重篤な副作用
悪性症候群(無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗などの発現に続く発熱)、セロトニン症候群(不安、焦燥、せん妄、興奮、発熱、頻脈、ふるえ、ミオクロヌス、反射亢進、下痢など)、横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中および尿中ミオグロビン上昇)、無顆粒球症、汎血球減少、まひ性イレウス、間質性肺炎、好酸球性肺炎、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、けいれん、意識障害など)、QT延長、心室頻拍、肝機能障害、黄だん