クラーバクト500(クラリスロマイシン)500mg 4錠

1110 円!! クラリスのジェネリック
体内への吸収率が高く、病巣部において強い抗菌作用を発揮するマクロライド系抗生物質。ピロリ菌除去にも有効。

Clarbact 500 (Clarithromycin) - 500mg (4 Tablet)

■ 4錠

1110 円


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有効成分

クラリスロマイシン(Clarithromycin)

 

製造国

インド

 

製造元

Not Specific

使用量

下記の使用量はあくまでも目安です。 
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

通常、成人は1回250mg(半錠)を1日2回、7-14日間服用します。 
なお、症状によっては1回500mg(1錠)に増量することも可能とされています。

小児においては、1回7.5mg/kg(1kgにつき7.5mg)を1日2回、5-10日間服用します。

●マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(非定形抗酸菌複合体)感染症

成人は1回500mg(1錠)を1日2回、他の抗生物質と併用します。

小児においては、小児においては、1回7.5mg/kg(1kgにつき7.5mg)を1日2回他の抗生物質と併用することとされていますが、症状に応じて1回の服用量を15mg/kg(1kgにつき15mg)に増量することも可能とされています。 
ただし1回の最大使用量が500mgを超えることがないようにしてください。

●ハンセン病

成人は、1日500mg(1錠)を多剤療法の一環として服用します。

●ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の根絶療法

成人は、1回500mg(1錠)を他の抗生物質と、プロトンポンプ阻害薬か、H2ブロッカーのいずれかと共に7-10日間服用します。

・深刻な腎機能障害のある人においては、服用量の調整が必要とされています。

・食事の摂取に関係なく服用できますが、食事と共に服用することによって、胃腸不良の発現率が低くなるとされています。


商品詳細

クラーバクト500は、有効成分をクラリススロマイシンとする薬で、主に呼吸器や軟部組織における細菌性感染症治療に用いられているほか、ハンセン病(らい病)や消化性潰瘍の発症に関与しているとされているヘリコバクター.ピロリ(ピロリ菌)の除菌療法にも効果を発揮するとされている抗生物質です。 
有効成分のクラリスロマイシンは、放射線菌の一種から単離・精製されたマクロライド系抗生物質のエリスロマイシンを改良して半合成されたニューマクロライドと呼ばれるもので、他のマクロライド系抗生物質と同様に細菌のタンパク質生合成器官である50sリボソームに結合することによって細菌のタンパク質合成を阻害し、細菌の発育や増殖を抑制する静菌作用を発揮します。 
さらにエリスロマイシンの弱点であった胃酸に対する安定性が改善されているうえ、エロスロマイシン以上の抗菌作用が認められているほか、抗炎症作用、抗緑膿菌作用、抗バイオフィルム作用等も認められています。

クラリスロマイシンの効用の一つに、ハンセン病に対する効果が挙げられています。
ハンセン病とはかつては「らい病」として知られてきた感染症で、抗酸菌の一種であるらい菌が免疫細胞の一種であるマクロファージや末梢神経細胞内に寄生し、増殖することによって引き起こされます。発症すると外見の変貌を伴ううえ、また感染した時期がはっきりと確定できないことから、顔が崩れて手足がくさり抜け落ちる恐ろしい遺伝病として誤解され、世界的に差別・偏見の対象となっていました。その偏見や差別をなくすために、1996年(平成8年)の『らい予防法の廃止』に基づき、現在では正式名を「ハンセン病」に改名されています。
病原菌であるらい菌の感染力は非常に弱いことが知られており、たとえ空気中にらい菌が存在したとしてもほとんどの人がハンセン病にかかることはまずありません。また、人から人へと感染する可能性も非常に低いとされており、患者からの伝染による感染は、長期間に渡る患者との頻繁かつ密接な接触がある場合のみ認められるとされています。

ハンセン病は感染してから約5年、場合によっては数10年ともされる潜伏期間を経て発症し、発症後も症状がゆっくりと進行します。感染の進行に伴い、まず皮膚に知覚鈍麻を伴う紅斑や脱色素斑や、皮下組織に不揃いのしこりが現れます。さらに末梢神経が障害されることにより触覚、痛覚、そして温感といった感覚が麻痺することから、怪我ややけどを負ってもなかなか気づかれず、治療の遅れによって手や足などを失ってしまうケースも少なくありませんでした。
現代では、早期発見、早期治療によって障害を残すことなく完治するとされていますが、未治療や不十分な治療のまま症状が進行することによって皮膚や顔面、四肢の変形、視覚障害、筋委縮による運動機能の低下といった様々な後遺症が残ってしまうこともあるとされています。

ハンセン病の原因菌であるらい菌は非常に弱い菌であるため、人工培地による培養ができないことから、その治療薬の開発は困難を極めるものでした。 
しかしその構造が性質も結核菌に類似したものであることから、結核に効力を持つ抗生物質のであるリファンピシンがらい菌に対しても優れた殺菌作用を持つことが発見され、以降、クラリスロマイシン、オフロキサシン、ミノサイクリンといった他の抗生物質の有効性の明らかになっています。しかし、これらの抗生物質の単剤使用につきものの耐性菌の発生を予防する目的で、現在ではWHOによって推奨されているダブソン、クロファジミンとの多剤併用療法(MDT)の一環として用いられています。

さらに、クラリスロマイシンは現在、胃潰瘍や十二指腸潰瘍といった消化性潰瘍をはじめとしたさまざまな胃腸障害の原因とされているヘリコリバクター・ピロリ(ピロリ菌)の除菌にも用いられています。
ヘリコリバクター・ピロリ(ピロリ菌)とは、胃の中に住みついている細菌で1980年代に発見されました。食物の消化や食物と共に胃の中に侵入してきた細菌の殺菌作用を持っている胃酸は、pH1-2と塩酸並みの強い酸性を持つ液体であるため、このような環境下で生息可能な生物はいないだろうと長いこと考えられていました。しかし、オーストラリアの胃炎を起こしている患者の胃粘膜からこのヘリコリバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)が確認された事をきっかけに、その生態についての研究がすすめられ、現在ではこの細菌が何らかのメカニズムによって胃粘膜障害を引き起こすことによって、消化性潰瘍や胃炎、そして胃がんを誘発することが知られるようになっています。特に再発性が高いとされている消化性潰瘍においては、このヘリコリバクター・ピロリ(ピロリ菌)の存在の有無がその再発率に大きく関わっていることが確認されていることから、消化性潰瘍の治療にはヘリコリバクター・ピロリ(ピロリ菌)の除菌が欠かせないとされています。

ヘリコリバクター・ピロリ(ピロリ菌)の除菌はプロトンポンプ阻害薬かH2ブロッカーといった胃酸の産生を抑える薬と2種類の抗生物質との併用療法が一般的ですが、クラリスロマイシンはピロリ菌除菌の第一選択抗生物質とされています。


副作用

クラーバクト500の副作用には以下に挙げる症状があります。 
これらの症状や、他に気になる症状が発現、継続する場合には速やかに医師に相談して下さい。

主な副作用 
気分が優れない、軽度の下痢や便秘、及び腹痛、胸やけ、消化不良、口の渇きや痛み、歯の変色、口腔カンジタ、味覚や嗅覚の変化、頭痛、睡眠障害や悪夢、落ち着きのなさ、低血糖、うつ症状や不安、紅潮、光線過敏症、体の痛み、背中の痛み、爪の変色など

極稀に起こる重篤な副作用 
体調不良、食欲減退、肝機能障害、聴覚障害、目眩、混乱、幻覚や幻聴、痒み・発疹といった皮膚症状、血便、排尿痛、黒色の尿、喘鳴や呼吸困難、動悸や頻脈、重度の腹痛、黄だん、飲食を困難とする顔、口、咽頭、首の腫れ、胸痛、精神症状、けいれんなど


特別な注意

以下に該当する場合、クラーバクト500の使用は禁忌とされています。 
・クラーバクト500の成分、及び他のマクロライド系抗生物質に過敏症の人 
・クラリスロマイシンの使用による胆汁うっ滞性黄だんや肝不全がみられた人 
・急性ポルフィン症を発症したことのある人 
・シサプリド、ピモジド、テルフェナジン、エルゴタミンやジヒドロエルゴタミンを服用しているひと 
・腎・肝機能障害のある人でコルヒチンを服用している人 
・12歳未満の小児

以下に該当する場合のクラーバクト500の使用は慎重におこなうようにしてください。 
・腎・肝機能障害のある人 
・心電図によるQT間隔の延長がみられる人

クラーバクト500の服用は、医師に指示された服用量、服用回数、服用期間を厳守するようにしてください。

深刻な腎機能障害のある人においては服用量や服用頻度の調整が必要とされています。

クラリスロマイシンの使用による重症筋無力症の増悪や、筋無力症症候群の発症が報告されています。

広範囲の抗菌スペクトルを持つ抗生物質の使用において、稀に大腸炎(クロストリジウム・ディフィシルに関連した下痢)が引き起こされる可能性があります。抗生物質の使用中や使用後において下痢の症状が継続したり、深刻化した場合、或いは血便や粘液便がみられる場合には、ただちに医師に相談するようにしてください。

抗生物質の使用は、対象菌でない微生物(特に真菌)の増殖を招く場合があります。抗生物質の使用中に他の感染症の症状が認められる場合にはただちに医師に相談するようにしてください。

妊娠中・授乳中の女性における使用は、医師によって使用による利益が危険性を上回ると判断された場合のみ、使用するようにしてください。

他の疾患などで医療機関に罹る場合には、医師にクラーバクト500を使用していることを伝えてください。

処方された用途以外での使用はせず、また他人との共用もお避けください。

子供の手の届かない、乾燥した涼しいところで直射日光から避けて保管してください。

使用期限を超過したもの、及び外装の損傷が認められる場合には使用をお避けください。