アポ・クラリスロマイシン(クラリスロマイシン)250mg 14錠

1460 円!! クラリシッドのジェネリック
体内への吸収率が高く、病巣部において強い抗菌作用を発揮するマクロライド系抗生物質。ピロリ菌除去にも有効。

Apo-Clarithromycin (Clarithromycin) - 250mg (14 Tablets)

■ 14錠

1460 円


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有効成分

クラリスロマイシン(Clarithromycin)

 

製造国

ニュージーランド

 

製造元

Apotex Pharmaceutical

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

・一般感染症
通常、成人は1回250mgを1日2回、7日間経口服用します。
症状により1回500mgを1日2回に増量することもあります。

・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症
1回500mgを1日2回に加え、さらに以下のいずれかの療法が併用されます。
A. アモキシリン1回1000mgおよびランソプラゾール1回30mgを1日2回、7-14日間経口服用します。
B. メトロニダゾール1回400mgおよびランソプラゾール1回30mgを1日2回、7日間経口服用します。
C. アモキシリン1回1000mgまたはメトロニダゾール1回400mgを1日2回、およびオメプラゾール1回40mgを1日1回、7日間経口服用します。
D. アモキシリン1回1000mgを1日2回およびオメプラゾール1回20mgを1日1回、10日間経口服用します。
E. クラリスロマイシン1回500mgを1日3回およびオメプラゾール1回40mgを1日1回、14日間経口服用します。

・非結核性抗酸菌症(マイコバクテリア感染)
通常、成人は1回500mgを1日2回経口服用します。


商品詳細

アポ・クラリスロマイシン250mgは、マクロライド系の抗生物質です。 
マクロライド系抗生物質は、抗生物質の中では比較的副作用が少ないとされており、適応する細菌の幅が広いのが特長です。特にダニやしらみなどが媒介となって発疹チフスなどを発症させるリケッチア、性病のひとつであるクラミジアなどの細胞内寄生菌や、細胞壁を持たないマイコプラズマに対しては第一選択薬となることが多いようです。しかしこの細菌に対する適応の広さが原因となり、マクロライド系抗生物質に対して耐性を持つ微生物が増えてきているという報告があります。

最初にマクロライド系抗生物質として発見されたエリスロマイシンは、マクロライド系抗生物質の中でも最も抗菌力が強いとされていますが、その反面で分解物が胃腸障害などの副作用に関与し、また血中濃度が上がらないという欠点がありました。 
アポ・クラリスロマイシン250mgの有効成分であるクラリスロマイシンはこのエリスロマイシンの誘導体で、体内で吸収された後にエリスロマイシンとして作用するため、胃酸に対して安定性があり、また組織移行性が優れていることが特長です。

細胞が増殖するときは、それぞれの細胞のDNAにある遺伝情報を元に「リボゾーム」と呼ばれる細胞小器官でたんぱくを合成して新しい細胞をつくり出します。クラリスロマイシンは、この細胞リボゾームにある50Sサブユニットと呼ばれる部分で行なわれるたんぱく合成を阻害し、細菌細胞の増殖を防ぐ働きがあります。 
クラリスロマイシンの作用は主に静菌的であり、細菌を殺すというよりはその増殖を抑える作用のほうが強いとされていますが、高濃度においてはインフルエンザ菌、肺炎球菌、淋菌など一部の菌に対して殺菌的作用を示します。

またエリスロマイシンとは異なり、クラリスロマイシンはそのほとんどが腸から吸収されるという吸収のよさに加え、白血球などの食細胞に蓄積する作用により能動的に病変部に輸送され、全身の組織内では血中濃度の10倍以上の濃度を得ることができます。さらに半減期の長さもエリスロマイシンの数倍に相当するため、高い効果が期待できます。

これらを総合的に評価して、マクロライド系抗生物質の中でも最も抗菌力が強いとされているエリスロマイシンよりも、ほぼすべての点においてクラリスロマイシンは優れていると考えられています。

クラリスロマイシンは以下の菌種、症状に効果を発揮します。

1.一般感染症 
・適応菌種 
アポ・クラリスロマイシン250mgに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、レジオネラ属、カンピロバクター属、ペプトストレプトコッカス属、クラミジア属、マイコプラズマ属

・適応症 
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頚管炎、感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

2.非結核性抗酸菌症 
・適応菌種 
アポ・クラリスロマイシン250mgに感性のマイコバクテリウム属

・適応症 
マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症

3.胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症 
・適応菌種 
アポ・クラリスロマイシン250mgに感性のヘリコバクター・ピロリ

・適応症 
胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症


副作用

アポ・クラリスロマイシン250mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
発疹、そう痒感、不眠、幻覚、失見当識、意識障害、せん妄、そう病、味覚異常(にがみなど)、耳鳴、聴力低下、嗅覚異常、吐き気、嘔吐、胃部不快感、腹部膨満感、腹痛、下痢、食欲不振、軟便、口内炎、舌炎、舌変色、口腔内びらん、胸やけ、口渇、歯牙変色、好酸球増多、めまい、ふるえ、しびれ(感)、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、Al-P上昇、倦怠感、頭痛、むくみ、カンジダ症、動悸、発熱、筋痛、CK(CPK)上昇

・米国における後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を対象とした臨床試験で認められた副作用:
めまい、不眠症、激越、神経過敏症、感覚異常、けいれん、妄想、幻覚、運動過多、そう病反応、偏執反応、末梢神経炎、精神病、味覚倒錯、難聴、耳鳴、味覚喪失、結膜炎、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、鼓腸放屁、消化不良、便秘、食欲不振、おくび、口渇、舌炎、舌変色、しゃっくり、膣モニリア症、発疹、そう痒感、黄斑丘疹性皮疹、ざ瘡、帯状疱疹、紫斑皮疹、発汗、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、胆汁性黄だん、肝炎、BUN上昇、クレアチニン上昇、アミラーゼ上昇、筋肉痛、関節痛、頭痛、無力症、モニリア症、疼痛、発熱、胸痛、さむけ、光線過敏性反応、酸素上昇、高尿酸血症

・ヘリコバクター・ピロリ感染症に対する除菌療法(3剤併用)で認められた副作用:
発疹、そう痒、頭痛、しびれ感、めまい、眠気、不眠、うつ状態、下痢、軟便、味覚異常、腹痛、腹部膨満感、口内炎、便秘、食道炎、口渇、悪心、舌炎、胃食道逆流、胸やけ、十二指腸炎、嘔吐、痔核、食欲不振、好中球減少、好酸球増多、貧血、白血球増多、血小板減少、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、尿たんぱく陽性、トリグリセライド上昇、総コレステロール上昇・減少、尿糖陽性、尿酸上昇、倦怠感、熱感、動悸、発熱、QT延長、カンジダ症、むくみ、血圧上昇、霧視

●極稀に起こる重篤な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、けいれん、発赤など)、QT延長、心室頻拍、心室細動、劇症肝炎、肝機能障害、黄だん、肝不全、血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)、PIE症候群(発熱、せき、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多など)、間質性肺炎、偽膜性大腸炎、出血性大腸炎、横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中および尿中ミオグロビン上昇)、けいれん(強直間代性、ミオクロヌス、意識消失発作など)、アレルギー性紫斑病、急性腎不全


特別な注意

以下の場合、アポ・クラリスロマイシン250mgを絶対に服用しないでください。
・アポ・クラリスロマイシン250mgに対して過敏症の既往歴のある人
・ピモジド、エルゴタミン含有製剤を服用中の人

【慎重服用】
・ほかのマクロライド系薬剤に対して過敏症の既往歴のある人
・肝機能障害のある人: 肝機能障害を悪化させることがあります。
・腎機能障害のある人: 血中濃度が上昇するおそれがあります。
・心疾患のある人: QT延長、心室頻拍、心室細動を起こすことがあります。
・高齢者: 一般的に生理機能が低下胃しており、高い血中濃度が持続するおそれがあります。

【重要な基本的注意】
・アポ・クラリスロマイシン250mgを胃潰瘍、十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症に使用する際には、アモキシシリン水和物およびプロトンポンプインヒビター(ランソプラゾールまたはオメプラゾール)の添付文書に記載されている禁忌、慎重服用、重大な副作用などの使用上の注意を必ず確認してください。

【用法・用量に関連する使用上の注意】
・アポ・クラリスロマイシン250mgの服用にあたっては、耐性菌の発現などを防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限度の期間の服用にとどめてください
・非結核性抗酸菌症の肺マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症および後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症の治療に用いる場合、国内外の最新ガイドラインなどを参考に併用療法を行なってください。
・非結核性抗酸菌症に対するアポ・クラリスロマイシン250mgの服用期間は以下を参照してください。
肺MAC症: 排菌陰性を確認した後、1年以上の服用継続と定期的な検査を行なうことが望ましいとされています。また再発する可能性があるので治療終了後においても定期的な検査を受けてください。
後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症: 臨床的または細菌学的な改善が認められた後も継続服用するのがいいとされています。
・免疫不全などの合併症を有さない軽症ないし中等症のレジオネラ肺炎に対し、1日400mg分を2服用することにより、通常2-5日で症状が改善に向かいます。症状が軽快しても服用は2-3週間服用を継続することが望ましいとされています。またレジオネラ肺炎は再発の頻度が高い感染症であるため、特に免疫低下の状態にある人は治療終了後さらに2-3週間服用を継続し症状を観察してください。
・クラミジア感染症に対するアポ・クラリスロマイシン250mgの服用期間は原則として14日間とし、必要に応じてさらに服用期間を延長してください。

動物実験で、母動物に毒性が現われる高用量において、胎児毒性(心血管系の異常、口蓋裂、発育遅延など)が報告されているので、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

母乳中へ移行することが報告されているので、授乳中の人は、服用中は授乳を避けてください。

低出生体重児および新生児に対する安全性は確立していません。

健康な人における薬物動態試験で、天然ケイ酸アルミニウムと併用した場合、アポ・クラリスロマイシン250mgの吸収が低下するとの報告があります。