ノリディ(ノルエチステロン)350mcg 84錠

2850 円!! 喫煙者、血栓症、高血圧、片頭痛の人でも服用可能。黄体ホルモンのみを含んだミニピル。

Noriday (Norethisterone) - 350mcg (84 Tablets)

■ 84錠

2850 円

数 量 :   


 

有効成分

酢酸ノルエチステロン/ノルエチステロン(Norethisterone Acetate / Norethisterone)

 

製造国

ニュージーランド

 

製造元

ファイザー株式会社 (Pfizer)

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

1日1錠を、生理初日(出血が見られた日)から毎日決まった時間に経口服用します(生理中も継続して服用してください)。

シートに曜日が印刷されているので、服用開始日の曜日の分から使用すると、飲み忘れが防げるので便利です。

服用開始から7日間は、性交の際はコンドームやペッサリーなどの避妊をしてください。

服用時間は問いませんが、毎日決まった時間に服用するようにしてください。

服用時間が3時間以上遅くなった場合は避妊効果が期待できません。その場合は以下の「服用し忘れた場合」に基づいて服用してください。

【服用し忘れた場合】

気付いたときにすぐに服用し、その後いつもの服用時間にもう1錠服用します。その際、1日に2錠服用することになっても問題ありません。
以降は、通常どおりに服用しますが、7日間はコンドームなどの避妊をしてください。


商品詳細

ノリディ350mcgは、一般にミニピルやプロゲストゲン単独ピル(POP)とも呼ばれている避妊経口薬です。毎日欠かさず同じ時間に服用することで、避妊効果を発揮します。

一般の経口避妊薬としてのピルは、卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲスチンという2種類のホルモンが配合されていますが、このうちプロゲスチンだけ含むピルがミニピルです。排卵を防ぐ作用はなく、子宮頚管の分泌液を濃くすることで精子の通過を防ぐほか、子宮内膜が厚く育つのを防ぎ、子宮内における受精卵の着床を妨げることで避妊します。ミニピルはエストロゲンが含まないため、喫煙者、授乳中の人や、血栓症、高血圧、片頭痛などの人が避妊する場合に適しています。

普通のピルが21日のホルモンピルと7日分の偽薬の組み合わせであるのに対し、ミニピルは毎日同じ量のホルモンを継続的に摂取するのが特徴です。ただし効果の持続時間が25時間と短いため、決まった時間に服用するのが原則で、もし服用時間が大きくずれた場合はその時点で避妊効果がなくなり、また一からの開始となるため服用には充分な注意が必要です。また理論的には普通のピルと比較して避妊効果は低いと言われていますが、適切に使用した場合では効果はほぼ同等と言われています。

ノリディ350cmgは、このミニピルの作用を持つ経口避妊薬です。有効成分のノルエチステロンは、体内から分泌される天然のプロゲストゲンと同じ働きをする合成製剤で、1951年に開発された第一世代のプロゲスチン(人工的に合成された黄体ホルモン作用を持つ物質)です。プロゲスチン活性は第2、第3世代と比較すると劣りますが、ニキビや男性化現象などの副作用を引き起こすアンドロゲン活性が低く、また代謝産物に一部がエストロゲンに転換されるという特徴があります。それ以外にノルエチステロンには特に際立った特徴はありませんが、長年使用されてきた実績により、安全性と有効性のデータが多く存在するほか、今後新たな副作用が発現するリスクが低い点が強みです。

ノルエチステロンは、ほかのミニピル同様に、3つの作用により妊娠を防止します。 
1つめは、子宮頚部の粘液への作用です。ノルエチステロンはこの粘液を濃くすることで、精子が膣から子宮に到達しにくくします。子宮に精子が侵入できなくなると受精の可能性が減り、妊娠もしにくくなります。粘液が濃くなるのは服用後4-5時間とされているので、夜に性交する習慣のある人では夕方頃に服用するのが最適です。2つめの作用は子宮内膜の質の変化で、この変化により受精卵が子宮壁への着床が妨げられ、そして3つめは卵子が卵巣から放出されるのを防ぐ作用です。

ノリディ350cmgを含むミニピルの副作用でいちばん気をつけたいのは、エストロゲンの不足です。エストロゲンは骨のカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きがありますが、ミニピルの服用中はエストロゲンが不足するため、特に10代の人は将来的なことも考慮して、骨の健康に気をつけることが大切です。また、場合により抑うつ症の悪化も報告されていることから、過去に抑うつ症を患ったことがある人は、事前に医師または薬剤師に相談するのが望ましいとされています。


特別な注意

以下の場合、ノリディ350mcgを絶対に服用しないでください。 
・妊婦または妊娠している可能性のある人 
・原因不明な異常な膣出血がある人 
・乳がん・頚がん・膣がん・子宮がんの人または既往歴のある人 
・急性ポルフィリン症の人 
・悪性または良性の肝腫瘍のある人または既往歴のある人 
・妊娠中にそう痒または黄だんが発症した人 
・血中脂肪が高い人 
・無月経の人 
・静脈血栓症、冠動脈疾患、心臓発作、狭心症、血栓、脳卒中の人または既往歴のある人 
・赤血球細胞疾患(鎌状細胞貧血など)のある人または既往歴のある人 
・ノリディ350mcgの成分に対して過敏症の既往歴のある人

【慎重服用】
・血栓のある人、また起こる可能性のある人 
・全身性エリテマトーデスの人 
・乳がんを患ったことのある人 
・肝臓がんのある人 
・重症の肝硬変のある人 
・胆のう疾患のある人 
・過去に経口避妊薬を服用して黄だん、またはそう痒が起こったことのある人 
・重篤な動脈疾患の既往歴のある人 
・心疾患のリスクのある人(喫煙、高コレステロール、高血圧、糖尿病) 
・血中のコレステロール、トリグリセリド値が高い人など、脂肪値の高い人 
・糖尿病の人 
・片頭痛の既往歴の人

【服用上の注意】 
・服用時間は問いませんが、毎日決まった時間に服用するようにしてください。服用時間が3時間以上遅くなった場合は避妊効果が期待できません。その場合、気付いたときにすぐに服用し、その後いつもの服用時間にもう1錠服用します。その際、1日に2錠服用することになっても問題ありません。以降は、通常どおりに服用しますが、7日間はコンドームなどの避妊をしてください。
・このタイプの避妊薬の場合、正しく服用していれば妊娠する可能性はほとんどないため、生理が来なくても続けて服用してください。しかしながら、2回目の生理が来ない場合は、ただちに医師の診断を受けてください。
・服用中に妊娠の兆候が現れた場合、妊娠の有無を確認し、ただちに医師の診断を受けてください。妊娠していないことが確証できるまでは、服用を中止し、性交の際はコンドームなどの避妊を行なってください。
・ほかの避妊薬に変更する場合は、ノリディ350mcgの服用が完全に終了した翌日から服用を開始してください。変更する際には、間をあけないようにしてください。
・病中または下痢のある場合、ノリディ350mcgの効果が期待できないおそれがあります。その場合、服用は通常どおりに続け、病状回復後7日間は性交の際にコンドームなどの避妊をしてください。
・手術または、病気やけがにより血栓のリスクがある場合は、医師にノリディ350mcg服用の旨を伝えてください。通常、手術の4週間前から服用を中止し、術後2週間から服用を再開します。
・授乳の有無にかかわらず、産後からノリディ350mcgを服用できます。出産後21日目から服用した場合は、ただちに避妊効果が期待できますが、それ以降の場合は、服用開始後7日間は、性交の際にコンドームなどの避妊をしてください。また流産、堕胎を行なった場合、ただちに服用すればすぐに避妊効果が期待できます。
・妊娠を希望する場合、その前に通常の生理が回復するまで待つのが望ましいとされているため、妊娠を計画する3ヵ月以上前にノリディ350mcgの服用を中止することが推奨されています。中止後は、コンドームなどの使用による避妊を行なってください。一旦生理が訪れれば、妊娠が容易になります。また服用中止後すぐに妊娠した場合でも、害をおよぼすことはないとされています。
・ノリディ350mcgの服用中は生理の間隔・期間などに変調をきたす場合がありますが、これはピルを服用開始後数ヵ月にはよく見られる現象です。服用は中止せずに、次回の検診の際に医師にその旨を伝えてください。
・ノリディ350mcgは、糖尿病治療薬の血糖値降下作用に拮抗するおそれがあります。糖尿病のある人が服用する場合、服用中は血糖値の検査を行なってください。

【その他の注意】
・黄体ホルモン剤の使用と先天異常児出産との因果関係は確立していませんが、心臓・四肢などの先天異常時を出産した母親では、対照群と妊娠初期に黄体または黄体・卵胞ホルモン剤を使用していた群との間に有意差があったとの疫学的調査結果が報告されています。
・長期服用により肝腫瘍が発生したとの報告があります。 
・ノリディ350mcgの服用により、子宮外妊娠のリスクが上昇することがあります。