シラカール 10 (シルニジピン) 10mg 10錠

620 円!! アテレック、シナロングのジェネリック
血管拡張作用に加えて心拍数の減少、ストレス性昇圧を阻害し効果的な降圧作用を発揮する高血圧治療薬。

Cilacar 10 (Cilnidipine) - 10mg (10 Tablets)

■ 10錠

620 円


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2 以上 600 円
   

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有効成分

シルニジピン(Cilnidipine)

 

製造国

インド

 

製造元

Janssen Ortho LLC

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人は1日1回5-10mgを朝食後に経口服用します。
効果が不充分な場合は1日1回20mgまで増量することができます。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

重症高血圧症には、1日1回10-20mgを朝食後経口服用してください。


商品詳細

シラカール10は、血圧を下げる働きを持つ高血圧治療薬です。

高血圧症は、動脈の中膜にある血管平滑筋が収縮し、循環する血液量が増加する疾患です。正常血圧範囲「収縮期血圧130mmHg未満・拡張期血圧85mmHg未満」を超えて高く血圧が維持されている状態で、本態性高血圧(原発性高血圧)と二次性高血圧に分類することができます。
本態性高血圧は日本人の高血圧症の約90%を占めていますが、血圧上昇を引き起こす詳しい原因はわかっていません。
しかし一般的には塩分の過剰摂取、ストレス、喫煙などや遺伝が大きく関わっていると考えられています。 
また二次性高血圧の場合は、ほとんどが腎不全、腎炎など腎臓の病気が影響して生じることが多いため、元となる病気を治癒することで完治する確率が高いようです。

高血圧を引き起こす原因のひとつにカルシウムがあります。
カルシウムには筋肉の収縮をコントロールする作用があるため、血管壁にある平滑筋細胞に入り込むと血管が収縮し、血圧が上がります。
この働きを抑制するのが、高血圧の治療薬のひとつであるカルシウム拮抗薬と呼ばれる薬です。
従来のカルシウム拮抗薬は、この血管平滑筋の働きを阻害することで血管拡張作用を示すL型(血管平滑筋)Ca(カルシウム)チャンネル・ブロック型が中心とされてきました。
Caチャンネルとは、細胞の内と外のカルシウムイオン濃度を調節するための、カルシウムが出入りする細胞膜上の扉のようなものです。
血管は平滑筋という筋肉で包まれているため、このCaチャンネルが開いてカルシウムイオンが筋肉組織の細胞内に入りこむと、筋肉の収縮作用が起こり、血管も収縮するというわけです。

シラカール10の有効成分であるシルニジピンは、このL型Caチャンネルを遮断するだけでなく、N型Caチャンネルを遮断する作用も持ち合わせています。
心臓の活動や血管の収縮などは、自律神経が支配していますが、自律神経は交感神経と副交感神経からなり、それぞれが興奮的、抑制的な相反する作用をしています。 
例えば交感神経は心拍数を速くし、心臓や血管を収縮し、副交感神経はその逆の働きをします。 
N型とは、交感神経終末でみられるCaチャンネルで、伝達物質の放出に関わっています。
このうち伝達物質のひとつであるノルアドレナリンには、受容体と結びつくことで血管を収縮させたり、心収縮力や心拍数を増加、腎血流を低下させる働きがあり、この働きを阻害することで血管拡張に伴う交感神経活性亢進(心拍数の増加、ストレス性の昇圧)などが抑制されます。

このふたつの働きにより、シルニジピンは高血圧治療に対する治療効果が高く、また安全性も高いために、一般的に高血圧治療の第一選択薬として使用されることが多いようです。
また血糖、尿酸、脂質などにも大きな影響を与えないほか、年齢を問わずに広く使用することができるため、合併症の多い高齢者でも安心して使用できるのが特長です。

このほかにもシラカール10は、尿たんぱくを減少させることによる腎保護効果のほか、長生き効果も期待されています。


副作用

シラカール10を服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、Al-P上昇、クレアチニン上昇、尿素窒素上昇、尿たんぱく陽性、尿沈渣陽性、頭痛、頭重感、めまい、立ちくらみ、肩こり、眠気、不眠、手指のふるえ、物忘れ、顔面潮紅、動悸、熱感、心電図異常(ST低下、T波逆転)、血圧低下、胸痛、心胸郭比の上昇、頻脈、房室ブロック、冷感、期外収縮、嘔気、嘔吐、腹痛、便秘、腹部膨満感、口渇、歯肉肥厚、胸やけ、発疹、発赤、そう痒感、光線過敏症、白血球数変動、好中球変動、ヘモグロビン変動、赤血球数変動、ヘマトクリット変動、抗酸球変動、リンパ球変動、むくみ(顔、下肢など)、全身倦怠感、頻尿、血清コレステロールの上昇、CK(CPK)、尿酸、血清K変動、血清P変動、脱力感、腓腸筋痙直、眼周囲の乾燥、目の充血刺激感、味覚異常、尿糖陽性、空腹時血糖変動、総たんぱく変動、血清Ca変動、CRP変動、せき

極稀に起こる重篤な副作用
肝機能障害、黄だん、血小板減少


特別な注意

以下の場合、シラカール10を絶対に服用しないでください。
・妊婦または妊娠している可能性のある人

【慎重服用】
・重篤な肝機能障害のある人: 血中濃度が上昇する可能性があります。

・カルシウム拮抗剤による重篤な副作用発現の既往のある人

・高齢者: 一般に高齢者では、過度の降圧は好ましくないとされていることから、服用に際しては低用量から服用を開始し、経過を充分に観察しながら慎重に服用することが望ましいとされています。

【重要な基本的注意】
・カルシウム拮抗剤の服用を急に中止したとき、症状が悪化した症例が報告されているので、シラカール10の休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を充分に行なってください。
なお、5mg服用より休薬を要する場合には、他剤に変更するなどの処置をとってください。
また、医師の指示なしに服薬を中止しないでください。

・降圧作用に基づくめまいなどが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際は充分に注意してください。

授乳している人の服用は避けることが望ましいですが、やむを得ず服用する場合は授乳を中止してください。

小児などに対する安全性は確立していません。