イミュトレックス2.5(メトトレキサート)2.5mg 10錠

310 円!! メソトレキセートのジェネリック
白血病や絨毛性疾患の治療に使用される葉酸代謝拮抗剤。免疫抑制作用や抗リウマチ作用、抗乾癬作用なども。
【ご留意点】香港の衛生署(日本の厚生労働省に当たる)の指導により、こちらの商品は細胞障害性抗がん剤を意味する「Cytotoxic」と表示された袋に入れて発送となります。

Imutrex (Methotrexate) - 2.5mg (10 Tablets)

■ 10錠

310 円


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有効成分

メトトレキサート(Methotrexate)

 

製造国

インド

 

製造元

Cipla

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

●白血病
通常、次の量を1日量として1週間に3-6日経口服用します。
幼児: 1.25-2.5mg
小児: 2.5-5mg
成人: 5-10mg

●絨毛性疾患 
1クールを5日間とし、通常、成人は1日10-30mgを経口服用します。
休薬期間は、通常、7-12日間ですが、前回の服用によって副作用が現れた場合は、副作用が消失するまで休薬します。

●関節リウマチ(従来の治療法で効果が見られない場合)
通常、1週間に1回7.5mgまたは1回2.5mgを12時間ごとに3回を1コースとして1週間に1度経口服用します。
理想とする効果が出現するまで服用量を調節しますが、1週間の服用量が20mgを超えないようにしてください。
効果が出現したら、最低維持量まで減量します。

●乾癬
推奨服用量として、10-25mgを1週間に1回経口服用します。

いずれも年齢、症状により適宜増減します。


商品詳細

イミュトレックス2.5は、主に白血病や絨毛性疾患の治療に使用される葉酸代謝拮抗剤ですが、ほかの薬剤と併用することで乳がん、胃がん、ぼうこうがん、肉腫、悪性リンパ腫などのほか、イミュトレックス2.5が持つ免疫抑制作用からリウマチや乾癬の治療にも使用されることがあります。

白血病は、「血液のがん」とも言われ、遺伝子変異を起こした血液細胞(白血病細胞)が骨髄で自律的に増加する疾患です。増殖した白血病細胞は骨髄を占拠するために正常な造血が困難になり、その結果として感染症や貧血、出血症状などの症状が出やすくなるだけでなく、血液中にあふれ出た白血病細胞がさまざまな臓器に浸潤(侵入)することで、機能に障害を引き起こすこともあります。 
また白血病はその種類により、大きく急性骨髄性白血病 (AML)、急性リンパ性白血病 (ALL)、慢性骨髄性白血病 (CML)、慢性リンパ性白血病 (CLL) に分けられます。

一方、絨毛性疾患は、妊娠時の胎盤をつくる絨毛細胞から発生する病気の総称で、異常妊娠のひとつである胞状奇胎、胞状奇胎後に発生する腫瘍である侵入胞状奇胎(侵入奇胎)および悪性腫瘍である絨毛の3つに大きく分類されています。
胞状奇胎は絨毛がブドウの房状になる病気で、妊娠成立時の精子と卵子の受精の異常によって起こるとされていますが、その詳しい原因については解明されていません。
また胞状奇胎のうち10-20%は侵入奇胎を発症し、1-2%は悪性の絨毛がんに移行すると言われています。侵入奇胎とは、子宮の筋肉の中に胞状奇胎の細胞の一部が侵入して腫瘍性病変を形成した状態で、胞状奇胎妊娠または流産や分娩後に、子宮からの出血が止まりにくい、妊娠性ホルモンであるhCGの値が下がらない、あるいは尿検査で妊娠反応の陽性が持続するなどの症状が現れます。絨毛がんは胞状奇胎後のみでなく、正常分娩・流産・人工妊娠中絶などさまざまな妊娠の後に起こりうるため、妊娠終了後に異常な性器出血などがある場合は、医師の診断を受けるのがいいでしょう。

白血病細胞や悪性腫瘍などの病的細胞は、分裂することで増殖し、症状を悪化させていきます。分裂にはDNAなどの核酸合成が必要ですが、この核酸合成に不可欠な物質のひとつが葉酸です。葉酸は、水溶性ビタミンB群の仲間でホウレンソウなどの緑黄色野菜に多く含まれている物質で、生体内では各種酵素反応の補酵素としてプリン、ピリミジンの生合成、アミノ酸代謝などに関与しており、さらに生体の組織細胞の発育および機能を正常に保ち、特にビタミンB12と共に赤血球の正常な形成にかかわっています。
人工的に葉酸欠乏症を引き起こし、葉酸の働きを抑えることで病的細胞の異常な細胞増殖を阻害する薬がイミュトレックス2.5です。有効成分のメトトレキサートは、核酸合成に必要な活性葉酸を産生させるジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)の働きを阻止し、チミジル酸合成およびプリン合成系を阻害して、細胞増殖を抑制する作用を持っています。
さらにメトトレキサートにはリンパ球や抗体産生を抑制抗する作用も認められることから、イミュトレックス2.5は抗がん作用のほか、免疫抑制作用や抗リウマチ作用(抗炎症作用)、抗乾癬作用などに対する適用も期待されています。


副作用

イミュトレックス2.5を服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
発疹、じんましん、そう痒、発熱、出血、低ガンマグロブリン血症、好酸球増多、リンパ節腫脹、黄だん、脂肪肝、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、AL-P上昇、LDH上昇、血尿、BUN上昇、クレアチニンの上昇、たんぱく尿、消化管潰瘍、出血、口内炎、腹痛、下痢、食欲不振、嘔気、嘔吐、メレナ、イレウス、舌炎、口唇腫脹、光線過敏症、紅斑、色素沈着、色素脱出、皮下斑状出血、痤瘡、脱毛、結節、皮膚潰瘍、頭痛、眠気、目のかすみ、項部緊張、背部痛、しびれ感、味覚異常、意識障害、めまい、錯感覚、せき、呼吸困難、無精子症、卵巣機能不全、月経不全、流産、ぼうこう炎、倦怠感、耳下腺炎、結膜炎、低たんぱく血症、血清アルブミン減少、関節痛、動悸、胸部圧迫感、むくみ

●極稀に起こる重篤な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状、骨髄抑制、感染症、劇症肝炎、肝不全、急腎不全、尿細管壊死、重症ネフロパチー、間質性肺炎、肺線維症、胸水、中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、出血性腸炎、壊死性腸炎、すい炎、骨粗しょう症、脳症(白質脳症を含む)


特別な注意

以下の場合、イミュトレックス2.5を絶対に服用しないでください。
・イミュトレックス2.5の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある人
・肝障害のある人: 肝障害を増悪させるおそれがあります。
・腎障害のある人: イミュトレックス2.5の排泄遅延により副作用が強く現れるおそれがあります。
・胸水、腹水などのある人: 胸水、腹水などに長期間貯留して毒性が増強されることがあります。

【慎重服用】
・骨髄機能抑制のある人: 骨髄機能抑制を増悪させるおそれがあります。
・感染症を合併している人: 骨髄機能抑制により感染を増悪させるおそれがあります。
・水痘の人: 致命的全身障害が現れることがあります。

【重要な基本的注意】
・骨髄機能抑制、肝・腎脳障害などの重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査、尿検査など)を行なうなど、状態を充分に観察してください。異常が認められた場合には減量、休薬などの適切な処置を行なってください。また使用が長期間にわたると副作用が強く現れ、遷延性に推移することがあるので、服用は慎重に行なってください。
・出血性腸炎、消化管潰瘍・出血などの消化管障害が現れることがあるので、口内炎、激しい腹痛、嘔吐、下痢などの症状が現れた場合には服用を中止し、適切な処置を行なってください。また口内炎が現れた場合には、直ちに医師に連絡してください。
・感染症、出血傾向の発現または増悪に充分注意し、異常が認められたときには服用を中止し、適切な処置を行なってください。また発熱、倦怠感が現れた場合には、ただちに医師に連絡してください。
・小児および高齢者が服用する場合には、副作用の発現に特に注意し、慎重に服用してください。
・小児および生殖可能な年齢の人が服用する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮してください。
・イミュトレックス2.5と放射線療法の併用により軟部組織壊死および骨壊死の発現頻度が高まるという報告があります。併用治療を行なう場合は当該症状の発現を考慮してください。また併用治療後は観察を充分に行ない、異常が認められた場合には適切な処置を行なってください。
・副作用が発現した場合には、適切な処置を行ないながらメトトレキサートの拮抗剤であるロイコボリンカルシウムを使用してください。
・免疫機能が抑制された人への生ワクチン接種により、ワクチン由来の感染を増強または持続させるおそれがあるので、イミュトレックス2.5の服用中に生ワクチンを接種しないでください。
・B型またはC型肝炎ウイルスキャリアの人に対するメトトレキサートの使用により、重篤な肝炎や肝障害の発現が報告されており、死亡例が認められています。またメトトレキサート服用終了後にB型肝炎ウイルスが活性化することによる肝炎などの発現なども報告されています。B型またはC型肝炎キャリアの人に対しイミュトレックス2.5を使用する場合、服用期間中および終了後は継続して肝機能検査や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行なうなど、B型またはC型肝炎ウイルス増殖の兆候や症状の発現に注意してください。

【その他の注意】
・メトトレキサートを長期使用した人あるいはメトトレキサートとほかの抗悪性腫瘍剤を併用した人に、悪性リンパ腫、急性白血病、骨髄異形成症候群(MDS)などの二次発がんが発生したとの報告があります。
・免疫機能が抑制された人にワクチン接種をした場合、抗体反応の欠如が報告されています。
・メトトレキサートを通常療法で副作用が発現した場合には、適切な処置を行ないながら、メトトレキサートの拮抗剤であるロイコボリンカルシウムを通常、成人1回6-12mgを6時間間隔で4回筋肉注射します。あるいは、通常、成人1回10mgを6時間間隔で4回経口服用します。なお過剰使用した場合には、使用したメトトレキサートと同量のロイコボリンを使用します。

高齢者では腎機能など生理機能が低下していることが多く、メトトレキサートの排泄遅延により副作用が現れやすいので、腎機能検査値に充分注意し、状態を観察しながら慎重に服用してください。

妊婦または妊娠している可能性のある人は服用しないことが望ましいとされています。

授乳中の人は服用しないでください。

低出生体重児、新生児、乳児(1歳未満)に対する安全性は確立していません。

トリメトプリム(スルファメトキサゾール・トリメトプリム配合剤)を併用した場合、2水素葉酸還元酵素を用いたメトトレキサート濃度の測定で見かけ上高値を呈することがあるので注意してください。